NHK連続テレビ小説「なつぞら」
4月1日から、いよいよ記念すべき100作目となる朝ドラ「夏空」が放送開始になります!ヒロインの広瀬すずさんの演技も今から楽しみですよね。
朝ドラ「なつぞら」さっそくアニメシーン挿入、OPも全編アニメーション(^-^) pic.twitter.com/m3qHxG51SI
— 真・GODZILLA応援団、昭和ライダー隊、 (@ggrasperZX) 2019年3月31日
過去99作品でも私達を毎朝楽しませてくれている朝ドラのスタートがなんとアニメーションでしたね!戦争の一幕があんなふうに表現されるとは思っても見ませんでした!
それもそのあとのオープニングも全部アニメーションとは!朝ドラマイスターの私としては100作目に相応しいものになるのではないかと感じています♪
#なつぞら
なつぞら 1話 見たよぉ〜!
かなり清々しく始まったけど、ここからなつが立派なアニメーターになっていくと思うとアニメ好きの自分としては楽しみに感じました!
あとなつ役の子役の子の目の演技がかなり良かったですね!あの目で感情を表現する演技、自分は結構好きです!
これから楽しみ pic.twitter.com/a6UhX10aOY— 先駆け必勝 れお (@Gd3lfORJllUxlTs) 2019年3月31日
今回は気になる「なつぞら」のアニメーションについて朝ドラマイスターの私が調べてみましたのでご紹介します!
〜もくじ〜
「なつぞら」のアニメーション制作について
昨日は朝ドラ『なつぞら』第1週完成試写会へ。
主題歌はスピッツ「優しいあの子」。
全編アニメーションで、ジブリのようなOP。
そこに自然のぬくもりに満ちた、スピッツの優しいメロディ。
聴く前から、スピッツ×自然×アニメーションの相性は抜群❗️と確信していましたが、期待以上です。本当に。 pic.twitter.com/jYhh3zrw0n— 深海アオミ@医学生 (@pompomponky) March 7, 2019
「なつぞら」のオープニングについては映像は全編アニメーションとなることが第1週完成披露試写会で発表されました。北海道の大自然の中で育った少女が成長していく姿が描かれています。
制作統括プロデューサーである磯智明さんは、全編アニメーション映像のなつぞらのオープニングについて、「実写がなしで、1枚1枚絵を使って動かしていくアニメーションというのは今まで記憶にない。」と初めての試みであることを話しています。
今回のオープニングを担当した刈谷仁美さんは制作する時、朝ドラは日本中で幅広い年代の人が毎朝見る番組だから完成するまではかなり悩みましたが、「毎朝飲んでも飽きないお味噌汁のようなアニメを作る」と思って今回の作品ができたそうです。
新朝ドラ「なつぞら」オープニング
スピッツ「優しいあの子」
曲調からマサムネさんの歌声からアニメーションから、優しい世界が広がってました( ˊᵕˋ ) #優しいあの子 pic.twitter.com/SfyDg41Thk— らてぃ (@raty_spi) 2019年4月1日
悩んだ甲斐あったか Twitter や Instagram ではオープニングがとても良いと大評判です。
今回のオープニングは初期のディズニーアニメなどを参考にしたそうです。ネタバレ本にもディズニーという言葉がたくさん飛び交っています。それだけ昔からディズニーというのはすごかったということですね。
今回のオープニングはなんと90秒の動画に2100枚以上の作画が使われました!これは劇場版のアニメを超えるクオリティにしています。
刈谷仁美さんは今回のタイトルバッグを見て「自分もアニメを作ってみたい」と思う人が出てきてくれたら嬉しいとインタビューで答えていました。
参考→NHKドラマガイドPART1

製作者は誰?新人アニメーターってホント?
題字とタイトルバックは新人アニメーターの刈谷仁美さん。刈谷さんはアニメアワードフェスティバル2019でアニメオブザイヤー部門個人賞を受賞した、新進気鋭のアニメーターです。
映像プロデューサーは、スタジオジブリ作品を数多く手掛けた舘野仁美さん。舘野さんは長年スタジオジブリに所属し、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」などの動画チェックを担当していました。現在はスタジオジブリを退職し、アニメーション制作会社「ササユリ」の代表を務めています。
BSプレミアム「なつぞら」SP番組。広瀬すずさんのアニメーションの練習で、舘野仁美さん登場 #なつぞら #ササユリカフェ pic.twitter.com/nEny40YKZH
— KINネコ@ネコ㌠ (@kin_neko) 2019年3月30日
舘野仁美さんと刈谷仁美さんが出会ったのは刈谷仁美さんが学生の時です。ジブリを引退した舘野仁美さんがカフェを開いたと聞きつけ、お店にいきました。刈谷仁美さんはアニメを学べる学校に通っていて、席でよく絵を描いていたとか。その時から舘野仁美さんは「絵が上手いなー」と思っていました。
先日観た「風立ちぬ」のブルーレイ特典の記者会見で、宮さんは一人の動画チェックの人がその任を全うした稀有な例と舘野仁美さんのことを紹介していた。
彼女のことをググり、この「エンピツ戦記」に辿り着いた。1960年生まれ、私と同い年の彼女の歩みはまさに私が歩みたいと憧れた道そのものだ。 pic.twitter.com/yeuwOcUY6L— チョービギナー (@chobeginner) March 5, 2019
刈谷仁美さんが起用された理由が凄い!
今回なつぞらを刈谷仁美さんが担当するきっかけになったのは舘野仁美さんです。
なつぞらを制作するにあたり、NHKの人が舘野仁美さんの元に取材を目的で訪れました。何度か取材をされたときにNHK側から「タイトルバックの制作をおまかせしたい」と言われ、その時にすぐに刈谷仁美さんを推薦したのです。
その理由はカフェで卒業制作をしていた時に刈谷さんが自分で原画、動画、背景を描いて、監督も一人でしていたことから「この子はただ者ではない」と思っていました。
なので今回のタイトルバックも刈谷さんが絵コンテ。原画、演出のすべてをしたら素敵な作品ができるのではないかと思って推薦され、決定しました!
アニメーション時代考証は小田部羊一さんが担当しています。小田部さんは宮崎駿監督や高畑勲監督がジブリ作品を制作する前に所属していた東映動画(現、東映クリエーション)に所属し、アニメーターとして活躍しました。キャラクターデザイン、作画監督を手がけた作品としては「母を訪ねて三千里」「アルプスの少女ハイジ」などがあります。
東映動画を退職後の1985年には任天堂に入社し、「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクターデザイン、「ポケットモンスター」のアニメーション監修等をしています。
素敵な展示でございました#母をたずねて三千里 #小田部羊一 pic.twitter.com/pI2VaJD45X
— Kurosawa (@mujina1985) December 21, 2016
「なつぞら」オープニング映像について!ジブリと関係が?
「スタジオジブリは 原発ぬきの電気で映画をつくりたい。」宮崎駿監督 pic.twitter.com/HdrKHJghQF
— cmk2wl (@cmk2wl) February 25, 2019
今回の「なつぞら」のオープニング映像ですが、1960~1970年代のテイストとなります。「なつぞら」の磯プロデューサーは、「宮崎駿監督や高畑勲監督などの今までの日本アニメ界を引っ張ってきた2人へのオマージュもある」と話しています。かなりジブリに似たテイストの映像になりそうです!
ヒロインのなつがアニメーターとして成長していく「アニメーター編」では、宮崎駿監督や高畑勲監督をモデルにした登場人物も出てきます。これは期待せずにはいられません!
最後に・・・
北海道の大自然とヒロインの広瀬すずさんの爽やかな雰囲気がピッタリはまっていて、予告を見ただけでワクワクしますね。記念すべき100作目の朝ドラということもあり、小林綾子さん、松嶋菜々子さん、山口智子さんなど歴代ヒロインを務めた豪華キャストも多く登場します!
第1回の放送からぐっと心を掴まれたので今後の展開も楽しみにしておきましょう♪