なつの演劇特訓が始まりましたね。
上手い人が下手に見せるって凄く難しいと思うのですが、演技が下手ななつを演じる広瀬さんの演技はナチュラルで上手いですよね。
決して下手さが素でやってる下手ではない!と、面白くて見入ってしまいます♪
【MANTANWEB】来週のなつぞら:第4週「なつよ、女優になれ」 なつ、演劇を始める 酪農との両立も厳しくなり… https://t.co/O0MtTf2RQ3 #広瀬すず pic.twitter.com/cW5ahzQELO
— 広瀬すず時報 (@tokei2suzu) 2019年4月20日
牛飼い・演劇と、毎日忙しそうななつです。
まだ北海道編は続きますが、まもなく始まる東京編でなつはベーカリ兼カフェの「川村屋」で暮らすことになります。
そんな「川村屋」のモデルは、実はあの有名な新宿の「中村屋」なんです。
今回川村屋と実在モデルと言われている中村屋の違いについて朝ドラマイスターの私が詳しくご紹介します♪
川村屋のロケ地はどこ?
【速報でーす】
4月1日(月)スタート。
連続テレビ小説「なつぞら」。
東京・新宿編の出演者が決定しました!▼くわしくはこちら▼https://t.co/r1ZlURGzlL
— NHK広報局 (@NHK_PR) 2019年2月12日
東京編でのロケ地はまだ発表されていませんが、新宿が中心とのことです。
モデルとなった「中村屋」も新宿ですので、そのあたりで撮影されたかもしれませんね。
川村屋と実在モデルの違いは?
川村屋について
なつぞら 光子 pic.twitter.com/TqBhg0EMnp
— 地域通貨花子1 (@TiikituukaHana) 2019年3月23日
川村屋は東京・銀座にあるパン屋で、喫茶店を併設しており「インド式カリー」を出しています。
”カレー”ではなく”カリー”で、名物は「バターカリー」です。
定員は民族衣装を着ており、オーナーの前島光子(比嘉愛未さん)は30歳前後で「マダム」と呼ばれているという、一風変わったお店です。
「雪月」の小畑雪之助(安田顕さん)も過去に「川村屋」で修行していたことがあり、息子の雪次郎(山田裕貴さん)も川村屋で修行することになります。
川村屋の実在モデルネタバレ!バターカリーも実話!?
【豆知識】本日12日は「パンの日」です。日本で初めてパンのようなものを焼いたのは、砲術の研究家・江川太郎左衛門で、1842年4月12日に伊豆韮山の自宅の庭で作ったとされています。ちなみにクリームパンを日本で初めて発売したのは中村屋です。 pic.twitter.com/8CQhhO9Rrp
— 新宿中村屋 お菓子(公式) (@nakamuraya_kasi) 2019年4月12日
モデルとなった「中村屋」は、東京・新宿に実在するパン屋です。
明治34年(1901年)に相馬愛蔵・黒光夫妻が、東京の本郷(東京大学の前)にあった小さなパン屋「中村屋」と従業員ごと買い取り、営業を開始したのが始まりです。
学生相手の商売で繁盛し、シュークリームをヒントにして考案した”クリームパン”がヒットし、明治42年(1909年)に東京・新宿に移転しました。
店の向かいには、薪炭商「紀伊國屋」がありました。
薪炭商とは薪や炭を売る店ですが、この「紀伊國屋」が後に「紀伊國屋書店」となり、なつぞらに登場する「角筈屋(つのはずや)」のモデルとなったのが「紀伊國屋書店」です。
パン屋「川村屋」と書店「角筈屋」が向かい同士なのは、こういう実話が元となっています!
その後、モデルとなった中村屋は明治42年(1909年)に現在の場所に移転し、紀伊國屋書店の斜め向かいになり、昭和2年に喫茶店を併設しています。
中村屋の相馬黒光は、インドから亡命してきた革命家ラス・ビハリ・ボースをかくまい、ボースと長女・俊子は結婚します。
このラス・ビハリ・ボースが相馬家にインド式カリーを振舞っており、それが縁で喫茶店を併設したときに、日本初の”インド式カリー”を出すことにしました。
さらに黒光は、ロシアから亡命してきた詩人ワシーリー・エロシェンコを下宿させたことがあり、夫・愛蔵がロシアに興味を持ち喫茶店で「ピロシキ」なども出します。
愛蔵はワシーリーが着ていたロシア民族衣装「ルパシカ」が気に入り、中村屋の制服に採用しました。ルパシカは中村屋の代名詞となるほど有名になります。
他にもモデルとなったエピソードがあり、雪月の小畑雪之助(安田顕さん)のモデルとなった小田豊四郎は、中学を卒業したとき、叔父の経営する「札幌千秋庵」で働くことになりました。
このとき叔父は、千秋庵にパン部門を設立しようと考え、小田豊四郎を「中村屋」へ修行に出そうと考えました。
しかし、中村屋はすでに新入社員の採用選考を終えていたので、小田豊四郎は修行出来ませんでした。
なつぞら雪月の小畑雪之助は”川村屋で修行をしていた”という設定ですので、ここのエピソードは少し変えているところですね。
最後に・・・
モデルとなった「中村屋」の様々なエピソードが参考に話が作られてるようでした。
北海道の景色にも癒されますが、昭和30年代の音楽、映画、演劇、美術など流行の最先端が集まり、活気あふれる文化の発信地・東京が楽しみですね。
なによりも川村屋・マダムが登場するのが待ち遠しいです♪
泰樹おじいちゃんから教えられた開拓者魂を胸に秘め、上京するなつ。
アニメーションの世界に飛び込むチャンスを求め、行方不明の兄や妹との再会を夢見、憧れの街・新宿で懸命に生きていく姿をしっかり見ていきたいです。