NHK連続テレビ小説記念すべき第100作目「なつぞら」。
今回、私がなつぞらで注目したのが大杉満(おおすぎみつる)役の角野卓造さん。
角野卓造さんはなつ(広瀬すずさん)の夢であるアニメーションに大きく関わる人物です。この角野卓造さん演じる大杉満の実在モデルはすごい人なんです!
それで今回は角野卓造さん演じる大杉満とはどんな役柄なのかそして実在モデルネタバレ朝ドラマイスターの私が詳しく紹介します♪
角野卓造が演じる大杉満(おおすぎみつる)ってどんな役?
【東京・アニメーション編】出演者発表⑩
映画会社社長の大杉満役は、角野卓造さん。帯広の映画館で見た大杉社長からのメッセージ動画に、なつは心動かされて・・・
詳しい役柄とコメントはコチラ↓https://t.co/bqdA5MkyyR#なつぞら #角野卓造 pic.twitter.com/sV67cpifwg— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月1日
東洋動画の親会社・東洋映画社長。アニメーションに未来を感じ、東洋一のアニメスタジオを設立、日本初の長編アニメーション制作に取り組みます。帯広の映画館で見た大杉社長からのメッセージ動画に、なつは心を動かされます。
このなつが心を動かされた言葉を紹介します。
「皆様、日本で初めての総天然色、長編漫画映画を、我が東洋の手によって作りたいと、この度新しい映画スタジオが完成しました。皆さん、ご承知のごとく、漫画映画は一般の映画と比較いたしまして、多分に国際性を持っております。
私どもは、立派な漫画映画を作りまして、世界に広く進出したいと考え、我が東洋映画は日本ではもちろん、世界でも珍しい最新式なスタジオを作りました。その第1回の作品は、中国の有名な昔話を題材にした『白蛇姫』でございます。もちろん初めてのことであり、色々とこれから改善する点があるかと思いますが、どうか、皆様の絶大なるご支援を頂ますよう、お願い申し上げます。
それともし、志のある若い人がいましたら、ぜひとも世界を切り開く力になってもらいたい。我が社では、広く新しい人材を求めております。どうか皆様新しい東洋動画をよろしくお願い申し上げます。」
実在モデルはすごい人だった!共通点多数あり
今回なつぞらは実在モデルはいないと言われていますがかなりの確率で参考にされている人物がいます。
それで今回角野卓造さん演じる大杉満の実在モデルと言われているのが東京映画配給(東映)の初代社長を務めた大川博さん(おおかわひろし)です。
名前も同じ「大」を使っていることと「3文字」ということもあり可能性が高いです。
この大川博さんについて詳しく紹介します。
東映動画を作った男・大川博さんの評伝。日本のアニメーションを商業ベースで軌道に乗せる枠組みを作った方ですね。
いや、もう、強烈に面白いです。
この本のせいで昨日の徳島からの帰途、一睡もできず。
ご興味ある方はぜひ! pic.twitter.com/QHIyEenaVV— ヤマモトカズヒロ (@yamamotokaz) 2017年5月6日
名前:大川博(おおかわひろし)
誕生日:1896年年12月30日
出身地:新潟県西蒲原郡加奈居村大字羽黒(現在の新潟市西蒲区)
職業:映画製作者、プロ野球オーナー、東映の事実上の創業者
特徴:ワンマンな性格で、金銭感覚が鋭い、小太りな体格、胴長短足、丸眼鏡、出っ歯、チョビ髭といった独特の風貌
経歴:1942年12月、鉄道省の先輩にヘッドハンティングされ、東京急行電鉄に入社します。入社後は次長→事業部長→専務になり、1951年副社長に就任します。
1946年には東急がプロ野球チーム・セネタースを買収した際、担当者としてオーナーに就任。球団名を「東急フライヤーズ」と命名して経営に当たりました。
1949年のパ・リーグ創設にあたり、初代会長に就任。また現在、神奈川県のタクシー大手・神奈川都市交通(発足当初は東急系)の名付け親でもあります。
1951年2月、東京映画配給(東映)社長に就任。最初はかなりの債務があり、倒産寸前でしたが大川博さんの手腕により、立て直したとともに『ひめゆりの塔』のヒットもあって、業績は徐々に回復。時代劇解禁と共に、時代劇スターを多く揃えた東映の業績は好転しました。
1956年には、日動映画を買収し、同社を東映動画(現在の東映アニメーション)と名前を変更。本格的なアニメーション制作にも進出。「東洋のディズニー」を目指しました。
この日動動画がなつぞら仲努(井浦新さん)や下山克己(麒麟の川島明さん)が働いていた「新東京動画社」で吸収されたことも実話です!
1950年代後半、時代劇ブームを巻き起こし売上は業界No.1となりました。
1958年東映動画初制作映画『白蛇伝』が完成。
4月1日からのNHKの朝の連続テレビ小説「なつぞら」は女性アニメーターの活躍を描くドラマ。モデルは奥山玲子さん(1936-2007)です。奥山さんは東映動画の初期に「白蛇伝」をはじめ多くの長編アニメーションを手掛けられました。小田部羊一さんと結婚され小田部さんがドラマの監修をされています。 pic.twitter.com/4g1Tnc9oYm
— masatoki.rail (@MasatokiRail) 2019年2月16日
この『白蛇伝』もなつぞらに出てきます。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
参考にしては実話に近いところが多々あって面白いですよね!
それも今後はあのジブリの巨匠宮崎駿さんがモデルの染谷将太さん、高畑勲監督が実在モデルの中川大志さんなどそうそうたるメンバーが出演します。
今後も更に一層目が離せなくなってきました!なつの恋の模様もですがこの実在モデルに関しても楽しみにしてみてください。