NHK連続テレビ小説「スカーレット」
信楽から大阪にやって来て「荒木荘」での仕事にも慣れてきた喜美子。その荒木荘の住人達も本当に個性豊かで見ていて楽しくなりますね!その中でも喜美子と交友を深めそうなのが水野美紀さん演じる庵藤ちや子です。
【#スカーレット】第3週
「ビバ!大阪新生活」第18回喜美子
「元気ない時でも口紅塗るとええて!
顔がパーッと明るくなる!」
「ほやから
口紅ひとつ買うてあげたかった!」
ちや子
「誰に?ウチっ?ウチに?なんで?」薄給やのに
喜美子の優しさが、ちや子に届く!#戸田恵梨香 #水野美紀 pic.twitter.com/Up9fLDj96z— たこわさび (@r1ceomlet) October 19, 2019
ちや子は「デイリー大阪」という地方の夕刊を発行している新聞社に勤めていますが、帰りは深夜になるなど多忙な日々を送っています。喜美子はそんなちや子に元気になってもらおうと口紅をプレゼントしたいと考えていましたね。
今回はちや子が働く「デイリー大阪」とその実在モデルについて調べてみましたのでお伝えします。
「デイリー大阪」について
デイリー大阪は荒木荘の住人である庵藤ちや子が働く新聞社です。大阪の地方夕刊を発行していますが、ちや子曰く「弱小新聞社」。ちや子は根っからの新聞記者で、昼夜問わず仕事一筋で生きています。
ちや子は編集長の平田からも絶大な信頼を寄せられており、「どこぞの男より2倍働く。聞屋(新聞屋)の誇りも人の2倍はある。好きな仕事だから疎かにせん。最後まで責任を持ってやり遂げる。」とまで言われています。
ちや子の付き合いで喜美子が「デイリー大阪」へ立ち寄ると、その散らかり具合が気になった喜美子は洗い物や掃除をテキパキとこなして帰っていきます。
その喜美子の働きぶりを見た編集長の平田が給料5倍の引き抜き話を持ちかけてきます!迷った末に荒木荘の仕事を誇りを持って続けることを決めた喜美子。
「どちらの仕事も好きです。でも途中で放り出すとこは嫌いです。意地と誇りを持って、今の仕事をやりとげなあかん。この荒木荘の仕事を目をつむってできるくらいしっかり出来るようになるまでは。」
喜美子はどちらの仕事も好きでしたが、「途中で投げ出すことが嫌い」という理由で引き抜き話を断ります。この引き抜き話が来たことによって、喜美子の中で荒木荘の仕事への誇りが生まれるのでした。
「デイリー大阪」の実在モデルは?
#スカーレット【デイリースポーツ?】ちや子さんが勤める、デイリー大阪編集局。戦後 創刊された夕刊紙とのこと。モデルに相当しそうな新聞というと、名前的にはあの 良くも悪くも“阪神第一主義”のスポーツ紙「デイリースポーツ」が思い浮かぶが、紙面が一般紙っぽいので「神港夕刊新聞」の方かも。 pic.twitter.com/txov9eeVc5
— ひぞっこ (@musicapiccolino) October 19, 2019
ちや子が働く新聞社の実在モデルはまだはっきりとはわかっていません。しかし、いくつか考えられる候補がありましたのでご紹介します!
①「デイリースポーツ」
今日のデイリースポーツ。いつもなら、右上のデイリーのロゴの最後の文字が『の尻尾』なのが、今日は『リーチ マイケル』に#ラグビー #リーチマイケル #デイリースポーツ pic.twitter.com/zZHx8KS42s
— KANSAI_JIN (@KANSAI_JIN) October 14, 2019
「デイリースポーツ」は現在も発行されている日刊のスポーツ新聞で、神戸に本社をおく株式会社デイリースポーツが編集し神戸新聞社が発行しています。
創刊は1948年で近畿地方を中心に神戸新聞社が編集・発行していました。1955年には「デイリースポーツ社」が設立され、同時に東京でも発行されるようになります。
ちや子が働く新聞社は夕刊ですので日刊のスポーツ新聞ではありませんが、名称から実在モデルの可能性はありますね。
②「神港夕刊新聞」
「神港夕刊新聞」は神戸新聞社の子会社が発行していた夕刊紙です。
神戸新聞社は戦後に新規創刊する夕刊の発行を計画しますが、GHQの制約により「神港夕刊新聞」を子会社で編集する事で夕刊発行にこぎつけます。
しかし、「神港夕刊新聞」は1948年に神戸新聞社から独立し「神港新聞社」から発行されることになります。
年代や地方夕刊という所が「デイリー大阪」と合致します。これは実在モデルの可能性は高そうです♪
③毎日新聞
昨日の#一面ウォッチ#毎日新聞
2019/10/20
抜粋
・米国とイランの緊張緩和に向け、日仏両政府がイラン政府に総額2兆円前後の金融支援を提案。日本政府が18日中東海域に海上自衛隊を独自派遣する検討を表明した背景には、米国へ配慮する狙いがある。#台風19号 関連3面、25面#首相日々(19日) 2面 pic.twitter.com/mL5yvPEAIa— しろくま (@shirokuma__2018) October 21, 2019
最後は、ちや子の実在モデルではないかと言われている作家の山崎豊子さんの経歴から考えてみました。
山崎豊子さんは1924年生まれで大阪出身です。1944年に旧制京都女子専門学校を卒業し、その後毎日新聞社へ就職します。大阪本社調査部を経て、学芸部に所属し記者として経験を積んでいきました。その頃から山崎豊子さんは勤務の傍ら小説を書き始めていたと言われています。
毎日新聞は大手新聞社ですので弱小夕刊新聞社という「デイリー大阪」とは違いますが、ちや子のモデルが山崎豊子さんだとすれば実在モデルの可能性も捨てきれません。
ちや子は今分かる範囲では転職はしますが記者は続けています。今後、ちや子が記者を続けていくのか、いかないのかがわかれば実在モデルも少しずつわかって来るかもしれません。
分かりましたらまた追記します!
最後に
喜美子が大阪で働きはじめて1ヶ月が経ちました。荒木荘の個性的な人達に囲まれて仕事に邁進する喜美子。そんな喜美子ですが、荒木荘のみんなから影響を受けて少しずつ心境の変化も見られそうです。
「自分の人生を自分で決める。」喜美子には自分の選んだ人生を後悔の無いように歩んでいって欲しいです!今後の喜美子の頑張りにも期待しましょう。