NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。
今回、私が「エール」で注目したのが関内安隆(せきうちやすたか)役の光石研さん。
光石研さんは名バイプレイヤーとしてたくさんのドラマや映画に出演されています。映画の出演作はなんと140作品!大河ドラマや朝ドラへの出演も多く、今回の「エール」ではヒロインの父親役としてどんな演技を見せてくれるのか期待が膨らみますね。
光石研さんは今回「エール」で7回目の朝ドラ出演です。今までどんな俳優人生を送ってきたのかプロフィールや出演作品などを詳しくご紹介します♪
〜もくじ〜
光石研が演じる関内安隆(せきうちやすたか)ってどんな役?
光石研が近くの済生会病院で撮影してたんだけどw pic.twitter.com/rVwmtZmvIy
— サメxp (@KsektM_0201) November 16, 2019
光石研さんは主人公の古山裕一と結婚することになる関内音の父親・関内安隆を演じます。軍に納入する馬具を製造する会社を経営しており、3人の娘たちにとっては優しい父親です。音楽が好きで、娘たちにいろいろな楽器を習わせていました。
~光石研さんのコメント~
再び、連続テレビ小説に出させていただけることに喜びを感じています。その上、薬師丸ひろ子さんの夫役をやらせていただけるとは!2倍、いや、100倍の喜びです!微力ながら、僕なりに皆様に「エール」を送りたいと思います。(公式サイト引用)
安隆は、家族思いの優しい夫、父親です。
元は陸軍の軍医で、戦争中にはつらい経験をしたことも。でも、そのことを忘れずに、しっかり前を向いて生きています。
音の背中をここぞというところで押してくれる父親ですが、甘いだけではない一面も。川俣で、聖歌隊に交じって歌いたいという音には、「自分で行きなさい。なんとかなるから。」と声をかけています。
また、学芸会で主役のかぐや姫に選ばれずに納得のいかない音を、「誰でも主役になれるわけじゃない。でも、主役だけではお芝居はできない。必ず主役を支える人がいる。」と励ましたりもしています。
このセリフには、名バイプレイヤーである光石研さんが言うとより重みが増す、と言う声も出ていましたね。
そんな安隆ですが、出張で出かけた大阪で、電車にはねられそうになっていた子どもを助け、代わりにひかれて亡くなってしまいます。
音の学芸会までには帰ってくる、と言っていたのに、舞台に立つ音の姿を見ることはできませんでした。
いつも優しいお父さん。
また会う日まで。#朝ドラエール#光石研#薬師丸ひろ子#清水香帆#本間叶愛#新津ちせ pic.twitter.com/HUZo6z2KYO
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) April 9, 2020
さて、物語の初めのほうで、惜しまれながら退場してしまった安隆でしたが、第12週「アナザーストーリー」、第56・57回の「父帰る」で、再登場!
音の亡き父・安隆が、10年ぶりにあの世からひょっこり帰ってきます!
ある昼下がり。
華をお昼寝させていた音は、誰かがいる気配に気づきます。
「かわいいなあ~、女の子かあ~。」
振り返ると、白装束に頭に三角の布をつけた、「THE・幽霊」の格好の父・安隆が立っていました。
10年前、電車にひかれそうになった子どもを助けて、代わりにひかれて亡くなった安隆。
あの世で宝くじに当たり、閻魔様から許可が出て、一泊二日でこの世に戻ってこられることになったと言います。その姿は、親族にしか見えません。
安隆から頼まれて、音は安隆の好きなお団子を買ってきます。そして、みたらしとヨモギのお団子を交互に差した「お父さんスペシャル」にして安隆に渡します。
「この世の食い物はうまいなぁ」と安隆はうれしそうです。
そこに裕一が帰ってきますが、親族ではない裕一には安隆の姿は見えません。
「お団子?誰か来てだの?」
「お父さんの命日が近いから、お父さんにって思って。」
それを聞いた裕一は、豊橋のほうに向かって手を合わせて言います。
「お義父さん、いつも見守ってくれでいてありがとうございます。音さんと幸せに暮らしています。」
裕一が手を合わせた方向には、幽霊姿の安隆が。音は笑いをこらえきれません。
音のところに来る前に、姉の吟のところにも行ってきたという安隆。旦那さんに合わせて少し無理をしているような吟の様子が気がかりだ、と安隆は言います。
そして音には、また必ず歌いんよ、と言って、豊橋の関内家へと向かいます。
翌朝、関内家の作業場に入っていく安隆。岩城が一人で作業をしていました。親族ではない岩城に安隆の姿は見えないのに、なんとなく気配を感じている様子です。
外に出た安隆は、光子とばったり出くわします。
「ええええええええ?」
光子の叫び声を聞いて、岩城が作業場から飛び出してきます。その岩城をなんとかごまかして、光子と安隆は家に入ります。
いざとなったら何を話していいのか分からなくなる、と言って、二人は踊りだします。踊り終わったころには、二人とも笑顔になっていました。
光子は、梅のことが心配だ、と言います。梅の仲のいい友達が梅より先に小説の新人賞を取ってしまい、梅が落ち込んでいるというのです。
安隆は、梅と話してみることにします。
帰宅した梅は、幽霊なんて文学じゃありふれとる、と言って、驚くこともなく安隆を迎えます。
安隆は、悔しさを認めたくない梅に向かって、負けを認めるのも大切なことだと言います。そして、自分も、職人として岩城には勝てなかったから経営に専念したんだと言います。
「岩城さん、お母さんのこと好きだよ。再婚するって言ったらつらい?」梅が聞きます。
「二人とも好きだから、俺はうれしい。」安隆が答えます。
「私も、お父さんを見習って、物事をまっすぐ見てみるよ。」そう言って、梅は安隆に抱きつきました。
帰る間際、安隆は、仕事も子育てもがんばってきた光子をねぎらいます。光子は、泣きながら答えます。「あの世で、また。」
最後にもう一度作業場に立ち寄った安隆は、「再婚を許す」と書いた手紙を置きます。それに気がついた岩城は、見えるはずのない安隆に返事を書きます。
「俺は、安隆さんといるおかみさんが好きなんです」
安隆はにっこり笑うと、あの世に帰っていきました。
実在モデルネタバレ!
光石研さんが演じるのはヒロインである関内音の父・関内安隆です。関内音の実在モデルは古関裕而さんの妻である古関金子さんです。そのため、関内安隆の実在モデルは古関金子さんの父親である内山安蔵さんであると考えられます。
内山家の家業は、豊橋市に駐屯していた陸軍の第十五師団に物資を納入する業者でした。しかし、内山安蔵は金子さんが12歳の時に亡くなっています。死因や何歳で亡くなったのかはわかりませんでした。
わかりましたらまた追記しますね!
光石研のプロフィール♪
光石研さんおじさんのパンツインなのにカッコいい pic.twitter.com/xEsX0KQUUU
— thel, (@mat_teru) November 15, 2019
名前:光石研(みついしけん)
本名:光石研(みついしけん)
誕生日:1961年9月26日
血液型:A型
出身地:福岡県北九州市
身長:173cm
体重:59kg
所属事務所:鈍牛倶楽部
光石研が芸能界に入ったきっかけは?
光石研さんは、高校在学中の16歳の時に友人に誘われて「博多っ子純情」のオーディションを受けたところ見事合格!主役の座を勝ち取ります。この俳優デビューがきっかけで上京し俳優の道を進む決意をしました。
しかし、上京後は仕事に恵まれず2時間ドラマの端役ばかりでした。緒形拳さんと同じ事務所に所属していたことから、バーター出演をたくさんさせてもらったとインタビューで話しています。30代後半になると有名監督の映画に多数出演するようになり活躍の場を広げて行きました。
光石研の代表作を紹介
ここで光石研さんの代表作を紹介します。
「あぜ道のダンディ」
見栄を張って
なにが悪い!#あぜ道のダンディ 2011#映画コピー#石井裕也#光石研#田口トモロヲ pic.twitter.com/gWq6O3xZO4— Kokky-K@1分映画批評 (@12paku) June 24, 2018
「あぜ道のダンディ」は2011年に公開された石井祐也監督の映画作品です。光石研さんにとって、この映画はデビュー作「博多っ子純情」以来の33年ぶり主演作品となりました。
光石研さんは妻に先立たれ、親一人子二人になり、娘と息子とうまくコミュニケーションをとれない父親・宮田淳一役を演じました。
「ひよっこ」
[映画ニュース] 有村架純「ひよっこ」クランクアップに感涙「私の宝物です」 pic.twitter.com/j3mFuKZKfD
— 映画がある生活☆彡 (@eiga_aru_life) November 6, 2019
「ひよっこ」は2017年上半期に放送された連続テレビ小説第97作目の作品です。ヒロインは有村架純さん。好評を得て、スペシャルドラマ「ひよっこ2」が2019年3月に4夜連続で放送されました。
光石研さんはヒロインのみね子が働く「すずふり亭」の隣にある中華料理店で働く福田五郎役を演じました。
「デザイナー渋井直人の休日」
#木ドラ25「#デザイナー渋井直人の休日」#BSテレ東 にて本日深夜0時から放送︎︎︎︎☺︎
久方ぶりのカモメとの再会二人の恋の行方は…!
そしてチーム渋井で挑んだコンペの結果は?最終話お楽しみに!#渋井直人 #光石研 #岡山天音 #池松壮亮 #ベンガル #森川葵 #横田真悠 #黒木華 pic.twitter.com/gT8dPsIlTK
— 「デザイナー 渋井直人の休日」テレビ東京 木ドラ25 (@tx_shibuinaoto) April 9, 2019
「デザイナー渋井直人の休日」は2019年テレビ東京系で放送された連続ドラマです。原作は渋谷直角さんの漫画作品で、主演の渋井直人を光石研さんが演じました。
痛くて、でも愛らしい中年おじさんの少し切ない日常と恋模様を描いた作品です。
光石研の演技の評価まとめ!
次は演技の評価を紹介します。ここでは下手な意見と上手な意見をまとめてみました。
下手な意見
光石研さんの演技について否定的な意見は全く見つかりませんでした。テレビ、映画、舞台と幅広く活躍し俳優としてのキャリアも長い光石研さんですから、演技の評価が高いのも納得です!
上手な意見
『魔女の宅急便』っぽい話だなと思ったら、宣伝でも明言されていた。そうか。ニシンのパイの少女がみかん湯の子かな、とか思うが、まあそれはいい。それよりとにかく光石研だ。百点満点のロケ地である銭湯から彼が現れた瞬間に、もうそこに現実の魅力的な銭湯の親父がいるとしか思えない。素晴らしい。
— 山芋 (@yamanenamay) November 22, 2019
本日のお通しは「車麸の玉子とじ」デス。
「わたしは光をにぎっている」。計算された構図とカメラワークが素晴らしい。主人公はもはや光石研サンなのではと思わせる名演技。
#立川 #居酒屋 #ヤタパラ #gnavi #twiTAMA— かぁさんち。 (@Ka_sanchi) November 18, 2019
光石研さんは演じられると光石研さんでなくなる。役柄の人になる。なんにでもなれる。それを特に売りにされていない。当たり前のようでそんな俳優さんは他になかなかいない。だから光石研さんの姿をテレビで拝見するとそのドラマは安心して観ていられる。素晴らしい俳優さんだ。#光石研 #陸王 pic.twitter.com/6s56DUBo55
— Mayonaise_Hiro (@Hiro_Mayonaise) October 15, 2017
光石研さんの演技を評価する意見はたくさんありました!やはり光石研さんの演技は安心して見ていられるという意見が多かったです。出演作品が数えきれないほどたくさんあるのも演技力が評価されている証拠ですね。
エールでの光石研に期待!
いかがでしたでしょうか?
光石研さんはヒロインの父親である関内安隆役を演じます。テレビや映画だけではなく舞台での演技も評価が高い光石研さん。その総出演作の数は400作品を越えています!!
朝ドラとの縁も深く今回の「エール」で7作目の朝ドラ出演となりますのでますます期待は膨らみますね。光石研さんがどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。