NHK連続テレビ小説第101作目「スカーレット」。
八郎と喜美子が結婚してから5年が経った昭和40年夏。めおとノートの予定の通りに二人は丸熊陶業から独立し、川原家の敷地には二人の作業場が完成しています。
その名も「かわはら工房」。自宅の横にあるこの工房には、電気窯も置かれています。
二人の間には、4歳になる男の子の武志(たけし)も生まれていて、工房の中で粘土遊びをしていることも。
今回は、この「かわはら工房」の実在モデルとロケ地について詳しく調べましたので、ご紹介します!
かわはら工房 #NHK #スカーレット pic.twitter.com/tdBO9A9dy1
— きしめんバリトゥード (@kishimenV) 2019年12月20日
〜もくじ〜
かわはら工房の実在モデルについて
寸越窯(ずんごえがま)
今日は #心斎橋暮らしのこっとう 10時からオープンです
NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」見られましたか?
なんとニューヒロインモデル、神山清子作の信楽焼のぐい飲みが入荷いたしました![商品詳細]#神山清子 #ぐい呑 2019年朝ドラ #スカーレット 共箱 #信楽焼
30,000円(税込)
1点限定 pic.twitter.com/iws0XRx4pG— 心斎橋 暮らしのこっとう (@kurashinokotto) 2019年10月5日
ヒロイン喜美子の実在モデルとされているのは、信楽焼の女流陶芸家、神山清子さんです。
神山さんは1963年、27歳のときに会社を辞め、自宅を工房にして陶芸家として独立しています。一番初めに作った作品は、信楽焼の狸でした。
この工房に造られたのが、「寸越窯(ずんごえがま)」。半地上の古代穴窯です。
この寸越窯で15日間、窯焚きされてできた作品の色が温かみのある緋色(ひいろ)、英語でscarlet(スカーレット)です。
当時の信楽焼は、4日間の窯焚きが普通だったとか。ここからも、神山さんのチャレンジ精神がどれほどのものか想像できますね。
寸越窯は見学もできますが、事前に問い合わせが必要です。
寸越窯
住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2202(滋賀県立陶芸の森入口20m右側)
TEL:0748-83-0259
FAX:0748-83-0259
不定休
映画「火火」との関連
神山清子さんの半生を描いた「火火」という映画が2005年に公開されています。監督は高橋伴明さんで、主役は田中裕子さんです。
この映画の撮影にも、寸越窯が使われています。
→続き
骨髄バンクの立上げに尽力した様子も描かれています。彼女の息子で、同じ陶芸家として活躍しつつ道半ばで白血病に倒れた賢一さんの為にドナー探しに奔走する母の姿。
主演の田中裕子さんが汗と泥に塗れながら、貧乏にも負けずに逞しく道を切り開く姿が圧巻です。妥協を許さない →続く#火火 pic.twitter.com/kCWVUiIfzm
— mk (@mk27632286) 2019年5月18日
かわはら工房ロケ地
大阪放送会館T-1スタジオ
大阪放送会館は、NHK大阪放送局の局舎です。その中にあるT-1スタジオが、朝ドラの収録に使われています。
川原家とその横にあるかわはら工房、信楽商店街などがセットの中で撮影されているようです。
スタジオ収録の見学もできますが、動画や写真の撮影は禁止です。収録を見学できる日は、NHK大阪放送局の「連続テレビ小説スタジオ収録見学スケジュール」で確認できます。
ドドーン川原家のセットの全体像はこんな感じになってました!
どのタイミングでお見せしようか迷っていましたが、今日は特にネタがないので(素直)、公開しちゃいます!
まるで異世界に川原家が転送されてしまったようで、私お気に入りの一枚です#スカーレット pic.twitter.com/2gRZsiRv3b— 朝ドラ「スカーレット」第12週 (@asadora_bk_nhk) 2019年12月3日
2019年11月2日、3日に開催された、NHK大阪放送局の秋の恒例イベント「BKワンダーランド」では、スタジオセットの公開やスカーレットで実際に着用した衣装の展示、メイキング映像の上映がありました。スカーレットの出演者によるトークショーも開催され、戸田恵梨香さん、大島優子さん、木本武宏さんが登場しました。
【ご来場 ありがとうございました】#NHK大阪 放送局でのイベント #BKワンダーランド
たくさんの方にご来場いただき ありがとうございました。
「#スカーレット」セット公開では長蛇の列になり
お待たせしてすみませんでした。「スカーレット」のセットの画像
来られなかった方にもぜひ pic.twitter.com/SEQtiol4TR— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) 2019年11月3日
信楽の山中、”スカーレット窯”
『スカーレット』戸田恵梨香、窯からの炎に「火傷しそうになるくらい」 撮影秘話を明かす #スカーレット #戸田恵梨香 #朝ドラ https://t.co/lH1s2JULKe pic.twitter.com/2U2kYT5L4B
— クランクイン! (@crank_in_net) 2019年9月29日
冒頭で大人のきみちゃんが真剣な表情で向き合っていた窯ですが、なんと…一から作ってます#スカーレット #朝ドラ pic.twitter.com/iJwpRSkvAl
— 朝ドラ「スカーレット」第12週 (@asadora_bk_nhk) 2019年9月29日
物語が進むと、喜美子は自宅の庭に窯を造って、そこで陶芸に打ち込むようになります。その撮影のために、滋賀県信楽の山の中に、スカーレット撮影専用の本物の窯が造られています。
川原家の庭の広さや、撮影に適した窯の向きなど、あらゆる面から考えられて造られた窯で、実際に1300度の高温まで温度が上がります。そのため、撮影中は地元の消防団のメンバーがスタンバイしています。
窯作りのプロが造っていますが、プロではない喜美子が造った窯に見えるよう、レンガの並べ方などはわざとラフになっています。
最後に
スタートから3か月、早くも折り返し地点が近づいてきたスカーレット。
家庭を持ち、職業として陶芸に打ち込むようになった喜美子は、かわはら工房でどんな作品を生み出していくのでしょうか。
八郎や、川原家の家族、幼なじみたちもどうなっていくのか、ますます目が離せませんね。
今後の展開を楽しみにしたいと思います♪