NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。
今回、私がエールで注目したのが権藤八重(ごんどうやえ)役の三田和代さん。
エール第2週では、ヒロイン・音が学芸会でお芝居をしていました。音は『竹取物語』でかぐや姫を演じていましたね。
劇作家・加藤道夫さんの手掛けた竹取物語が生まれるきっかけを描いた作品、『なよたけ』。三田和代さんは50年前に劇団四季の舞台でに姫君・なよたけを演じています。
三田和代さんは今回エールで4回目の朝ドラ出演です。今までどんな女優人生を送ってきたのかプロフィールや出演作品などを詳しくご紹介します♪
〜もくじ〜
三田和代が演じる権藤八重(ごんどうやえ)ってどんな役?
三田和代さん、お久しぶり。
台詞回しが明瞭で、なかなか素敵な女優さん。#エール#朝ドラエール— こじーこずぼーん (@stkolbeswimmer) April 2, 2020
主人公・古山裕一の母方の祖母。権藤家の存続を第一に考えています。裕一を養子に望みますが、跡取りを早くもうけることが狙いで、裕一には期待していません。裕一の留学を後押しするような顔をみせますが、裕一の夢を応援しているのではなく、権藤家の家業発展のためのようです。
裕一の前では表情にしませんが、裏の顔が怖い印象ですね。
実在モデルについて
主人公のモデル・古関裕而さんの母・ヒサさん。権藤八重はヒサさんの母・武藤ヒテさんがモデルです。
権藤家は福島県川俣でちりめん屋という屋号で、味噌や醤油を醸造する他、明治27年創業の川俣永続を経営。川俣永続は大正3年に川俣銀行に改称されています。
実際は裕而さんを跡取りにといった問題は武藤家にはなかったようです。跡取り問題はドラマオリジナルのお話のようですね。
跡取り問題はなかったという事で、きっと孫の裕而さんには優しく接していたのではないでしょうか。
三田和代のプロフィール♪
大女優の三田和代さん大西多摩恵さんを囲んでの会。素敵なお二人に今日も学ばさせて頂きました。ありがとうございました!三田さん、本読ませて頂きます!多摩恵さん、豊橋公演頑張ってください! pic.twitter.com/riR207LvI7
— 佐古麻由美 (@mamio555) December 6, 2014
名前:三田和代(みたかずよ)
誕生日:1942年11月20日
血液型:A型
出身地:大阪府
所属事務所:矢島總子事務所
三田和代が芸能界に入ったきっかけは?
小学生の時は友達と脚本を書き、学芸会でお芝居をしたことも。7歳上のお姉さんがお芝居が好きで、中学生の時に一緒に観に行っていたといいます。
大学生活を送っていた時に、このままではつまらないと思い俳優養成所の研究生を募集していたので応募したそうです。大学を中退し、養成所で舞台の勉強をし、1966年から舞台女優として活躍しています。テレビ、映画と活躍の幅を広げられていきました。
芸術分野における優れた業績が認められ、2004年には紫綬褒章を受章されています。2019年には旭日小綬章を受章されました。
三田和代の代表作を紹介
ここで三田和代さんの代表作を紹介します。
おはようさん
いかんいかん、いつも「ごちそうさん」と「おはようさん」をまちがえる。秋野暢子・中田喜子・三田和代のトリプルヒロインでしたな。これは現代ものだが、原作の田辺聖子先生がしばしば描く「愉快で闊達な大阪市民の暮らしが戦争で灰燼に帰する」は、今は「反日的」ととらえられてしまうのだろうか。
— 芦辺 拓 (@ashibetaku) June 8, 2014
1975年後期の朝ドラです。三田和代さんの出身地、大阪が舞台となっています。鮎子、彩子、美紀、三人の女性がワリカンで共同生活。恋、友情、仕事を描いた作品です。三田和代さんは美紀を演じました。原作は田辺聖子さんの小説『甘い関係』。
朝ドラは1973年『北の家族』、2013年後期『ごちそうさん』にも出演されています。『ごちそうさん』も大阪が舞台になっていますね。
SUNNY強い気持ち・強い愛
サニー 日本版もなかなか良かったです。ただ、板谷由夏さんが病気に見えなかった。韓国の女優さんは凄まじかった。ともさかりえは上手い。そして、意外だったのが広瀬すずが良かった。上手い‼️高田聖子ちゃんや橋本じゅんさん、キムラ緑子さんは流石やったけど。三田和代さん!凄すぎる😭😭😭
— うめのおばちゃん (@harumakochan) September 12, 2018
2018年公開の映画です。広瀬すずさん篠原涼子さんW主演の作品。ギャル全盛期の1990年代、高校生の主人公・奈美を広瀬すずさん、その20年後の奈美を篠原涼子さんが演じています。
高校生の時、仲良しだったサニーの6人のメンバー。20年後、奈美はメンバーの一人・芹香と再会。芹香は余命わずかな状況でした。芹香は離ればなれになってしまったサニーのメンバーにもう一度会いたいと願います。奈美はメンバーを捜すことに。
三田和代さんは奈美のおばあさん役で出演されていました。
樅ノ木は残った
三田誠広さんのお姉さんは三田佳子さんじゃなくて三田和代さんだった…(苦笑
山本周五郎原作「樅の木は残った」のNHK大河ドラマで主人公原田甲斐の妻、律を演じていたのは三田和代さんだったのか…!
ヒロイン、うの役の吉永小百合さんはこの時,幼い少女だとずっと思い込んでいた…(笑
— ねむりそう (@nemurisou) January 6, 2014
1970年放送のNHK大河ドラマです。山本周五郎さんの小説が原作になっています。原田甲斐(宗輔)という伊達藩の重臣を主人公に、仙台藩のお家騒動を中心に描いています。三田和代さんは甲斐の元妻・律として登場。史実ではいない人物でオリジナルのキャラクターのようです。
三田和代の演技の評価まとめ!
次は演技の評価を紹介します。ここでは下手な意見と上手な意見をまとめてみました。
下手な意見
三田和代さんの演技が下手という意見は見当たりませんでした。
上手な意見
録画してあったまほろば見ててまだ序盤なんだけど三田和代のうまさがすごい。テレビ画面を通じて見てるだけで出番もぜんぜん多くないが、圧巻の類。
— peat (@peatjam) July 10, 2019
こまつ座『イヌの仇討』を観劇。ラストシーンの感動に鳥肌。物語が進む程に、登場人物ひとりひとりが愛しくなる作品。特に三田和代さんが素晴らしかった。台詞の応酬の芝居ながら、一言一句、圧倒的に聞き取りやすく、全ての言葉が実と熱をともなってハッシハッシと客席後方まで刺さる様に、惚れ惚れ。
— 吉田小夏 ConatsuYoshida (@coconuts_blue) July 23, 2017
エールでの登場シーンは少なそうですが、きっと印象に残る、存在感あるベテラン・三田和代さんの演技が観られるのではないでしょうか。
エールでの三田和代に期待!
いかがでしたでしょうか?
エールでの役柄は主人公・古山裕一の母方の祖母・権藤八重。夫・源蔵と同じく権藤家の存続を第一に考えています。
裕一の立場から考えると、孫ではなく跡取りという目で見られているというのは嫌かもしれません。権藤家のピリッとした空気感を、より一層引き立てる演技を観ることができそうです。
エール前半で重要となる権藤家の跡取り問題、三田和代さんの演技にも注目しながら視聴しましょう!