エール

エール福島三羽ガラスとは?実在モデルやヒット曲を紹介!

NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。

裕一と音の東京での生活が始まりました。いよいよ、作曲家・古山裕一の誕生です。
子役さんから大人になった人たちが次々に登場してきていますが、「プリンス久志」の登場を待ち望んでいた人も多いのでは?
山崎育三郎さんの登場に当たり、オープニングでクレジットされる役名が、「謎の男」→「プリンス」→「佐藤久志」と変わっていったことに気がつきましたか?芸の細かさにびっくり(笑)!

ところで、小学生だった裕一とかかわりのあった、同じ小学校の村野鉄男と佐藤久志。実は、これからも裕一の音楽人生に深くかかわってくる人物です。
裕一を含めてその3人の人物の実在モデルが、「福島三羽ガラス」と呼ばれている人たちです。

まんちゃん
まんちゃん
大人になった鉄男は、エール第1回にも登場していたね
ぷくちゃん
ぷくちゃん
藤堂家の墓の前で、「あのいじめられっ子の裕一が、ついにやりましたよ、先生・・・」って報告していたね

今回は、この「福島三羽ガラス」について調べてみましたのでご紹介します♪

福島三羽ガラスって?

福島県福島市出身の作曲家、古関裕而(こせきゆうじ)さん。
同じく福島県福島市出身の作詞家、野村俊夫(のむらとしお)さん。
福島県本宮町(現:本宮市)出身の歌手、伊藤久男(いとうひさお)さん。

3人とも福島県出身で、上京後に苦しい下積み時代から励ましあってきた音楽仲間であることから「福島三羽ガラス」と呼ばれるようになりました。
また、3人ともレコード会社のコロムビア(現:日本コロムビア株式会社)に所属していたので、「コロムビア三羽ガラス」、「コロムビア福島県トリオ」などと呼ばれることもありました。

1940(昭和15)年発売の戦中歌謡、「暁に祈る」。映画「暁に祈る」の主題歌です。この曲は、作曲が古関裕而さん、作詞が野村俊夫さん、歌唱が伊藤久男さんという、まさに福島三羽ガラスによるヒット曲です。
その他にも、1948(昭和23)年の「若き日のエレジー」、1953(昭和28)年の「岬の灯り」、1954(昭和29)年の「福島音頭」、1956(昭和31)年「メコンの舟歌」など、福島三羽ガラスによるたくさんのヒット曲が産まれています。

古関裕而さん

エールの主人公、古山裕一の実在モデルである古関裕而(本名:勇治)さん。
1909年8月11日、福島市の老舗呉服店「喜多三」の長男として産まれます。商業学校に通いながら独学で作曲を学び、生涯で作曲した曲は5000曲とも言われます。
気品がありながら親しみやすい曲調が特徴で、夏の高校野球の大会歌「栄冠は君に輝く」など、現在でも多くの曲が愛されています。
エールでは、窪田正孝(くぼたまさたか)さんが演じています。

野村俊夫さん

作詞家の野村俊夫さんは、古関裕而さんの幼なじみで、福島県福島市の出身です。古関さんより5歳年上の1904年11月21日産まれで、古関さんの実家のお向かいにあった魚屋さんの息子でした。本名は鈴木喜八と言います。

元は福島民友新聞社に勤めていましたが、1931年に古関さんの勧めで上京。フリーの作詞家として活動を始め、1939年にコロムビアの専属になります。

野村俊夫さんがモデルである村野鉄男を演じるのは、中村蒼(なかむらあおい)さん。第3週で、銀行員になった裕一の前に思わぬ形で登場します。

伊藤久男さん

歌手の伊藤久男さんは、古関さんより1歳年下の1910年7月7日産まれ。福島県本宮(もとみや)町(現在は本宮市)の出身です。本名は伊藤四三男(いとうしさお)で、明治43年産まれであるところから名づけられました。

父親が県会議員、兄が戦後に衆議院議員を務めるという裕福な家庭に育ちます。ピアニストを目指していましたが家族の反対にあったため、とりあえず上京するために東京農大へ進学、その後、古関さんと知り合います。
農大を退学し、音楽学校に通いながらコロムビアでアルバイトをし、1932年、古関さんの勧めで歌手としてデビューします。

伊藤久男さんは、エールでは歌手の佐藤久志の実在モデルです。山崎育三郎(やまざきいくさぶろう)さんが久志役で、上京した裕一と音の前に、音楽学校の「プリンス」として登場します。

まんちゃん
まんちゃん
中村さんのヒゲ姿も素敵だったね♪
ぷくちゃん
ぷくちゃん
山崎さんの歌声も楽しみ!

福島三羽ガラスの子役たち♪

ここで、福島三羽ガラスの小学生時代を演じた子役さんたちを紹介します♪

古山裕一役・石田星空くん

主役の裕一の子ども時代を演じるのは、石田星空(いしだせら)くん。
裕一は心優しいのに気が弱く、いじめられてもいつも笑ってごまかしてしまいます。そんな裕一が音楽に対してはまっすぐな情熱を向けるのを、キラキラした瞳で演じていた星空くん。その演技力には釘付けになってしまいました。

星空くんは2009年5月8日生まれで、10歳ながら、ドラマや舞台、映画にも出演経験があります。
2016年の大河ドラマ「真田丸」では豊臣秀頼役で中川大志さんの少年期を好演。
2019年にフジテレビで放送された「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」第2話では千葉健太郎役で出演し、大人の裕一を演じる窪田正孝さんと共演しています。

村野鉄男役・込江大牙くん

ガキ大将の、通称「乃木大将」の鉄男を演じるのは、込江大牙(こみえたいが)くん。
2009年1月5日生まれの11歳です。
ドラマや映画、CMを始め、2018年のKAT-TUNの「薫」のMVにも出演しています。
NHKでは、2018年の「透明なゆりかご」第5話で、母親が14歳の時に産まれた少年の北野明を演じています。

学校一の悪ガキながら、詩が好きで詩の才能もあり、古今和歌集を大切にしている鉄男。「俺は筋を通す男だ」の言葉通り、一本芯の通った少年です。
でも家庭には恵まれず、借金を重ねた父親と一緒に、家族で夜逃げをすることになってしまいます。

佐藤久志役・山口太幹くん

蝶ネクタイがお似合いで、いつもおしゃれな洋装の久志。父親は県議会議員で、裕福な家庭のおぼっちゃまです。
久志の、突然現れ、気がついたら姿を消している神出鬼没っぷりから、ネットでは「妖精か?」と騒がれていました。

演じているのは山口太幹(やまぐちたいき)くん。
太幹くんは2009年9月2日生まれで、宮崎県の出身です。2018年の映画「巫女っちゃけん。」でオーディションで選ばれ、準主役で俳優としてデビュー。広瀬アリスさんと共演しています。

まんちゃん
まんちゃん
それぞれに個性的で、魅力のある子役さんたちだね!
ぷくちゃん
ぷくちゃん
どの子もかわいくて、演技力もあって、おどろいちゃうね!

エールで描かれる福島三羽ガラス♪

第9週

早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲をして、ようやく長いスランプから抜け出した裕一。誰かのことを思いながら曲を作ることの大切さに気がつきます。

そんなある日、裕一は、バンブーに鉄男を呼び出します。鉄男はそのころ、福島で新聞記者として働いていました。
「鉄男君。僕と曲作んないが?君もそろそろ夢に向がって進む時期だ!」
そこに久志もやってきて、幼なじみが顔をそろえます。
鉄男が詞を書き、裕一が曲を作り、久志が歌う。福島で働いている鉄男はすぐには動けませんでしたが、それは3人の夢でした。

鉄男は、福島で希穂子という女性と交際していました。ところが、鉄男に新聞社の社長の娘との縁談が持ち上がったことを知った希穂子は、鉄男の前から姿を消していました。
希穂子が東京にいるといううわさを聞いて、鉄男はたびたび上京しては希穂子の行方を捜していました。

そのころ、裕一は、廿日市から地方小唄の作曲を依頼されますが、うまくいかず、作った曲はボツに。
音はオペラの役作りのため男女の恋愛の機微を学ぶべく、カフェーでバイト中。偶然、そのカフェーには希穂子も働いていました。
裕一に頼まれて音の様子を見に来た鉄男は、カフェーで希穂子と再会します。

希穂子と話し合いたいと頼む鉄男と、鉄男のためを思って突き放す希穂子。
落ち込んで戻ってきた鉄男を裕一は慰め、久志も招いて、3人は酒を飲みながら語り合います。
「実は、書いで見だんだ・・・」
鉄男が取り出したのは、「福島行進曲」の歌詞。裕一の作曲した地方小唄がボツになった、と言う話を聞いていた鉄男は、福島を題材に詞を書いていたのでした。

「いい。すごぐいいよ、鉄男くん!この詞に、曲つけさせでくれないか?」
「分がった・・・。いい曲つけでくれよ。」
「ありがど!久志、君が歌ってくれるか?」
「僕以外にいるの?」
3人で乾杯すると、落ち込んでいた鉄男がようやく笑顔になりました。

裕一が作曲した「福島行進曲」は廿日市にも認められ、やっとレコードになることになりました。ただし、無名の、ただの学生の久志にいきなり歌わせるわけにはいかず、歌うことになったのは別の女性歌手でした。

レコードの発売を祝って、バンブーでパーティーが開かれます。
「福島行進曲」は、鉄男にとってもデビュー作でした。鉄男は、裕一にお礼を言います。裕一は笑顔で答えます。
「こっちごそ。本当は、久志に歌って欲しかったんだけど、あきらめでないがら。いつか必ず、3人でレコード出す。『福島三羽ガラス』だ!」

パーティー会場に遅れてあらわれた希穂子。結婚を申し込む鉄男に、他に好きな人がいるから、とうそをついて、希穂子は去っていきます。
その姿に、音はオペラの役に必要な、うそをついてでも相手の幸せを願う女性の心をつかむのでした。

第13週

裕一がコロンブスレコードと契約して五年。作曲家として安定した生活を送る裕一に、廿日市からあるニュースが知らされます。
それは、コロンブスレコードが専属新人歌手のオーディションを行うという知らせでした。

裕一は、そのオーディションに、音楽学校を卒業してもまだデビューしていなかった久志を誘います。
オペラにこだわり、流行歌の歌手のオーディションに難色を示す久志でしたが、裕一、鉄男のアイディアで、夜の酒場で流しで歌ってみることに。そこでの客の反応で、久志は流行歌が人の心を動かし、励ますことに気がつきます。
「オーディション、受けてあげるよ。コロンブスに、僕の力を貸そう。」
久志の決意に、裕一も鉄男もやる気が出てきます。
「久志が受かれば、『福島三羽ガラス』で売り出すのも夢じゃない!」

そのオーディションに、豊橋時代に音が声楽を習っていた「ミュージックティーチャー」御手洗清太郎も参加することに。
「スター御手洗」と「プリンス久志」、二人はライバルとして戦うことになります。

ところが、オーディションに合格したのは、帝都ラジオの会長の息子の寅田熊次郎でした。納得できない御手洗と久志はコロンブスレコードに乗り込みますが、熊次郎は二人を負け犬呼ばわりしたうえ、御手洗を侮辱する言葉を吐きます。これに怒った久志でしたが、熊次郎から頭突きされ、倒れこみます。
熊次郎が去った後、廿日市がやってきて、久志に研究生としての契約を提案します。
親のコネで合格した熊次郎ではもたないと判断した廿日市が、上に掛け合ってのことでした。

廿日市の提案を断ろうとする久志に、御手洗は言います。
「あなたは選ばれたの!選ばれた以上、輝かなきゃ!」
久志も、御手洗の言葉を聞いて、研究生の話を受けることを決めます。
「・・・必ず、デビューするから。」「・・・約束よ、プリンス久志!」
二人は、かたい握手を交わしました。

最後に

いかがでしたでしょうか?

同郷の3人がそれぞれ支えあって美しい音楽を作り上げていく、という展開が実際にあったことにビックリしますね。エールでも、これからの3人の友情が楽しみです。
エールの主題歌、「星影のエール」を歌うGReeeeNのメンバーの4人の皆さんも、福島県出身です。「星影のエール」を聴きながら、これからの展開も楽しみに待ちたいと思います♪