NHK連続テレビ小説「エール」。
裕一に続き、鉄男も大人になって登場し、これからの物語の展開がますます楽しみになってきました!
今後の裕一の活躍は鉄男なしでは始まりませんし、この先が楽しみです。
「エール」
裕一と乃木大将。
たどたどしく、心許ないけれど、まっすぐな二人の友情に胸を打たれた。彼の詩に曲をつけた裕一の歌とハーモニカに、泣いた。
藤堂先生の静かな情熱と、優しさがとても良い。
演じることを意識しない彼らの余計なものを加えない純度の高い芝居は、心にまっすぐ届く。 pic.twitter.com/7p7fhwrnBz
— 名もなき空の民 (@no_name_sky) 2020年4月6日
放送中の物語は、裕一の川俣での生活が始まったばかりですが、今回は一足早く、裕一が上京してからの内容に触れたいと思います。
早稲田大学応援部と実在モデルの違いは?
エールでの早稲田大学応援部について
裕一は音との結婚をきっかけに上京してコロンブスレコードの作曲家になります。
音は近くにある東京帝国音楽学校に通い、声楽を学んでいました。
東京帝国音楽学校のプリンスとして再会した裕一の小学校時代の同級生・久志には早稲田大学応援部に所属するいとこがいます。
早稲田大学と慶應義塾大学では野球部の試合がこの数年、人気を博していました。
しかし、勝敗は早稲田が連敗続き…その原因は慶應義塾に出来た応援歌ではないかとのことでした。
そこで、早稲田にも新しい応援歌を作ろうとのことで、裕一のところに作曲の依頼がきます。
裕一は一度は断るものの、既にある第一応援歌の作曲者が裕一が尊敬する小山田だと知り、奮起します。
しかし、なかなか曲作りが進まず、ついにはコロンブスの仕事も応援歌も放棄して交響曲を作ってしまうほどでした。
音にも見捨てられ、自暴自棄になった裕一ですが、小学校の運動会のときにハーモニカで力をもらったことを思い出します。
「エール」運動会が始まり藤堂先生はハーモニカ部の女の子達に西洋では競技と競技の間に音楽とか演奏するんだ。ハーモニカ部ここにありって驚かしてやろうと言う。徒競走で裕一の番になり走るが裕一は転んでしまう。その時ハーモニカ部は演奏すると裕一はゴールして藤堂先生によく頑張ったなと言う。 pic.twitter.com/RrrOwrPzu8
— シグナル (@elefl69) 2020年4月1日
音楽の力を思い出した裕一は、とびっきりの早稲田大学の応援歌を作り上げ、野球部の勝利へと導きます!
この一件で裕一は自信を取り戻すことが出来たのでした。
早稲田大学応援部の実在モデルについて
【新社会人の皆様へ】
本来卒業式で皆様にエールを送るべきでしたが、この様な形で失礼します。皆様の早稲田での学び、スピリットを大切にその力を是非社会で発揮してください!
応援部は頑張る人を常に応援しています!
皆さんの輝かしい未来をお祈りしています。
早稲田大学応援部一同 pic.twitter.com/SpMzocUzdc
— 早稲田大学応援部 (@WU_ouen) 2020年3月31日
早稲田大学応援部は1940年に設立されました。
応援部は、リーダー・吹奏楽・チアの3パートで構成されていて、学内のスポーツをはじめ、現在も学生たちにエールを送っています。
裕一の実在モデルである古関裕而さんも昭和6年に早稲田大学応援部からの依頼を受けて、応援歌「紺碧の空」を作曲していました。
昭和2年に慶應義塾応援歌「若き血」が発表され、それ以降野球部の早慶戦は慶應義塾が一方的な記録を試合を続けていました。
この頃は早慶戦の結果次第でキャンパス内の雰囲気も一喜一憂していたので、もう負け続けるわけにもいかず、早稲田にも画期的な応援歌が必要とされている時期でした。
音の実在モデルである古山金子さんが通っていた帝国音楽学校に通う、福島出身の歌手・伊藤久男さんの縁で古関裕而さんに白羽の矢が立ちます。
古関裕而さんはこの依頼を喜び、夢中で応援歌を作り上げました。
そして応援部に直接指導をして特訓を重ねます。
14時からの講演会、待機中。大隈庭園を散策して大学の応援歌である「紺碧の空」の碑を見付けた。平成23年に建てられたものとか。そりゃ知らないわけだ(^^ゞ。 pic.twitter.com/tfAGq32e4p
— 六条亭 (@rokujoutei) 2016年8月4日
この「紺碧の空」は早稲田を勝利へと導きます。
そして当時7番目の応援歌として誕生した曲ですが、今では第一応援歌として歌い継がれています。
最後に・・・
裕一が上京してから応援歌を作曲することで携わる「早稲田大学」について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?
朝ドラで実在モデルの名前がそのまま使用されるのも珍しいですが、それだけ歴史と名誉がある学校なのだと感じました。
裕一が運動会で励まされたハーモニカのように、人を励ますために作った応援歌を早く聞いてみたいですね!