エール

エールの船頭可愛やの実在モデルが判明!古関裕而が有名になるきっかけに

NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。
ついに裕一の作曲家としての道が開けそうな兆しが見えました。
コンクールに応募した「竹取物語」は賞を取り、これから先、どんな曲を作るのか気になります!
そこで今回、私がエールで注目したのが裕一が作曲する「船頭可愛や」です。

まんちゃん
まんちゃん
裕一は同期に先を越されちゃうんだね…
ぷくちゃん
ぷくちゃん
裕一にもヒット曲が出来るといいね!

今回は裕一が作曲する「船頭可愛や」や実在モデルとなった曲について調べてみましたので、ご紹介します!

「船頭可愛や」ってどんな曲?実在モデルも紹介!

エールで描かれる「船頭可愛や」

裕一は音と上京して、コロンブスレコードと作曲家としての専属契約をします。
そこには同じく作曲家として契約した同期・木枯正人がいました。
裕一も木枯も作る曲が軒並み不採用となっていましたが、先に採用されてヒット曲を出したのは木枯の方でした。

鉄男が、新聞社を辞めて上京してきます。
鉄男を廿日市に紹介するためコロンブスレコードのサロンに連れて行った裕一は、通りかかった木枯に、話があるから、と誘われます。

裕一と木枯、鉄男は屋台のおでん屋で飲みました。
木枯は、テイコクレコードに移籍することになったと裕一に言います。テイコクのほうが、コロンブスより報酬がいいというのです。
「木枯くんはすごいなぁ。僕は何やってんだろ・・・。」
「心配無用。君は必ずコロンブスを背負う作曲家になる。」

おでん屋を出て裕一と二人きりになった木枯は、裕一には鉄男という友達がいてうらやましい、俺、友達いないから、と言います。
「ぼ、僕は木枯くんのこと友達だと思ってたげど。テイコク行ってもたまには会おうよ。」
「サンキュ。そうだ、もう一つ話があったんだ。」

後日、裕一は木枯から、「酒は涙か溜息か」の作詞をした高梨一太郎(たかなしいちたろう)という作詞家を紹介されます。
「福島行進曲」を気に入った高梨は、裕一に曲をつけてほしいと詞を書いてきていました。この詞が、「船頭可愛や」でした。

裕一は曲を書き上げ、廿日市に見せます。高梨の作詞だと知った廿日市は、すぐに採用することにします。
このころ、芸者が歌手として歌うレコードが流行していて、この曲もその路線で行くことに。廿日市は「船頭可愛や」にもよさそうな芸者を探すと言います。
「もし売れなかったら、君もう要らないから。契約金も返してね。」
「この二年、まったく利益出してないのよ?今度は脅しじゃねーぞ?」

廿日市の容赦ない言葉が刺さります。

「船頭可愛や」を芸者が歌うと、裕一から聞いた鉄男と久志。
興味津々で話題に加わり、とうとうレコーディングの見学にまでやって来ます。
どんな美女が現れるのか、期待する二人の前に現れたのは、地味な化粧っ気のない女性でした。
「どうも、沼田松子(ぬまたまつこ)です・・・じゃなかった、ええっと、藤丸(ふじまる)です。」

本物の芸者を雇うと、ギャラは高くなってしまいます。そのため廿日市は、げた屋の娘の松子に、「藤丸」という芸者のふりをして歌うように頼んでいたのでした。
「顔なんか見えないし、芸者ってことにしちゃえばいいでしょ?」
ところが、歌い始めた藤丸の歌唱力は素晴らしいもので、裕一たちは驚きます。

「船頭可愛や」は売れませんでした。
古山家の財政は危機に面していましたが、音も不安を抱えながら、椿姫の稽古に励んでいました。
悩む様子の音に、環がどこを悩んでいるのか尋ねます。音は答えます。
「ここのカデンツァと・・・我が家の財政について・・・。」
思わず言ってしまった音は、「船頭可愛や」がいい曲なのに売れないことを訴え、環に聴かせます。
「・・・とってもいい。この曲、私が歌っていいかしら?」
環はこの曲を歌ってレコードを出したい、と言い出します。

その日のうちに、裕一はバンブーで環に会うことに。環の美しさに、裕一も、保も恵も目が離せません。
「ど、どうして、環さんがこの曲を・・・。」緊張して、裕一はうまく話せません。
「『船頭可愛や』は、西洋音楽をベースにしながら流行歌としての親しみやすさも持っているたいへん優れた曲です。でも、世間にはこの曲がまだ届いていない。私は、いい音楽を広めたい。古山さん、私に歌わせていただけますか?」
「もちろんです!ありがとうございます!」

廿日市はこの計画に乗り気になり、会議で、社長や専務、販売部長に双浦環版の「船頭可愛や」の発売を提案します。
ところが、専務が反対します。
西洋音楽の青レーベルの歌手である環が、流行歌の赤レーベルの作曲家である裕一の曲を歌うのは良くない、と言うのです。
社長も、青レーベルの重鎮である小山田がどう思うか、と言って賛成をしません。

やはり、小山田の返事はNOでした。廿日市もおとなしくなってしまいました。
すると、環が小山田に直談判に出向きます。
反対する理由を問いただす環に、小山田は、身の丈というものがあると言います。
小山田が裕一の若い才能に嫉妬している、ということに気づいた環は、キッパリと言いました。
「先生が反対されても、私は『船頭可愛や』を歌います。」

小山田の意向に背くことを恐れていた廿日市も腹を決め、レコーディングが行われます。
結果、この環版の「船頭可愛や」は発売と同時に大ヒット。同時に藤丸版も売れ、裕一の曲はたくさんの人に知られることになりました。

「船頭可愛や」実在モデルについて

裕一の実在モデルである古関裕而さんは、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」以降、ヒット曲を生み出せずにいました。
そんなモヤモヤを打開すべく、作詞家の高橋掬太郎さんと取材旅行を計画します。
そこで訪れたのが茨城県の利根川でした。
利根川を取材して、「利根の舟唄」という曲を作り、ヒットさせると、再び高橋掬太郎さんとタッグを組んで「船頭可愛や」を作り上げます。

歌手は新人の音丸が抜擢されました。
音丸は下駄屋の娘でしたが、船頭可愛やのヒットをきっかけに知名度を上げていきます。

動画もありました。

そしてオペラ歌手の三浦環さんが偶然「船頭可愛や」を耳にすると、「これは素晴らしい、私も歌ってレコードに入れたい!」と申し入れがありました。
当時、三浦環さんは世界的に活躍しているオペラ歌手で、所属するコロンビアレコードでは、外国の著名な芸術家のレコードは「青盤レコード」と呼び、区別していました。
三浦環さんが歌う「船頭可愛や」も、もちろん青盤になりましたが、当時日本人で青盤レコードを出せるのは、本当に少数でした。

三浦環さんの歌う「船頭可愛や」

歌詞

夢もぬれましょ
潮風夜風
船頭可愛や
エー 船頭可愛や
波まくら

千里はなりょうと
思いは一つ
おなじ夜空の
エー 同じ夜空の
月を見る

独りなりゃこそ
枕もぬれる
せめて見せたや
エー せめて見せたや
わが夢を

Uta-netより引用
https://www.uta-net.com/movie/116348/

第10週「響きあう夢」あらすじ


第10週で、「船頭可愛や」のエピソードとともに描かれるのが、音の妊娠です。
赤ちゃんがお腹にいても記念公演のヒロイン役はやり遂げたい、でも思うように歌うことができない・・・。揺れ動いた音は、どんな決断をするのでしょうか。

いよいよ、音が主役に抜擢された学校の創立記念公演「椿姫」の練習が始まります。
しかし、練習を重ねているうちに妊娠が分かり、自分の体と舞台の成功の間に立たされてしまいます。

裕一は同期の作曲家・木枯をヒットさせた作詞家とタッグを組むことになり「船頭可愛や」を作曲します。
最初はヒットしなかった曲でしたが、オペラ歌手の双浦環が歌い直すことで大ヒットにつながりました。

妊娠が分かった音は環から「プロになるということは、子どもに何かあっても舞台に立ち続けることなのよ、あなたにその覚悟はあるの?」と言われ、絶句していました。
見かねた裕一は、音が全力で音楽に向き合える日がくるまで、自分が音の夢を預かって育てるから、と提案します。
その提案を受け入れた音は椿姫を降板して、東京帝国音楽学校を退学するのでした。
そして出産準備に専念した結果、裕一と音に第一子となる女の子が無事に生まれます。

まんちゃん
まんちゃん
音楽か家族か音は迫られちゃうんだね…
ぷくちゃん
ぷくちゃん
留学に悩んだときの裕一みたい

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?
今回は裕一の初のヒット曲となる「船頭可愛や」についてご紹介しました。
船頭可愛やが作曲される第10週では、鉄男が上京してきたり、音の妊娠が分かったり、内容が盛りだくさんです!
音の椿姫は幻に終わってしまいますが、裕一の素敵な提案に音も見ている私たちも救われると思います。
優しい裕一の登場を楽しみに待ちたいですね♪