NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。
紆余曲折ありましたが、いよいよ裕一と音の東京での二人の生活がスタートしましたね。
新たな登場人物も大勢!作曲家として生きていくことにした裕一、音楽学校に通い始める音、今後の活躍が楽しみですね。
主人公のモデル・古関裕而さんは数多くの曲を作曲されていますが、行方不明になっている楽譜も多いそうです。
今回は第8週で少し紹介される、裕一が作曲する「反逆の詩」を取り上げます。実在モデルとなった曲について調べてみましたので、ご紹介します!
「反逆の詩」ってどんな曲?実在モデルも紹介!
「反逆の詩」はドラマの中では交響曲として登場します。
モデルとなった曲は1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災をテーマにした交響楽短詩「大地の反逆」。
古関裕而特集は嬉しかった!
君の名は(大庭秀雄監督)とかモスラとかひめゆりの塔などで映画ついでに知った作曲家さんだったので、とても勉強になった!
私は1度でいいから「反逆の大地」を聴いてみたい!
彼にとって重要な曲なので聴いてみたい!#らららクラシック #古関裕而#連ドラエール— 🐤チキンナーサン (@AngeChant) April 10, 2020
関東大震災時、古関裕而さんは福島商業学校2年生、14歳でした。
東京ではなく福島で地震に遭いました。大地震ではあったものの、福島市に被害はなかったようです。東京の火事が見えるという噂があり、自宅の2階から東京方面を見ますが、見えなかったという話が残っています。
1926年
この頃東京が被災し
福島は免れた。
東日本大震災とは、
真逆の光景が。。#エール#窪田正孝#いだてん#金栗四三#中村勘九郎#永山絢斗#関東大震災 pic.twitter.com/fMWwubnRE2— 8七@末広 (@8prism81) April 13, 2020
この曲は1930年(昭和5年)に上京後、国民交響楽団秋季演奏会で披露され古関裕而さんは楽壇デビューを果たします。
スコアは現在も記念館に残っているようです。
第8週「紺碧の空」あらすじ
小山田先生に会ってから、重圧を感じ早く世の中に認めてもらいたいと焦りながらも、裕一は作曲に行き詰っています。そんな裕一の元へ
「早稲田大学の新しい応援歌の作曲をしてほしい!」
と早稲田大学応援部の団長・田中隆が訪ねてきました。
応援団の団長かぁ、似合ってるなぁ🙂#エール #朝ドラ #初出演#窪田正孝 #三浦貴大 pic.twitter.com/LZ0rM6JWVB
— ANTA (@chikai1980) March 6, 2020
このところ野球の早慶戦で、早稲田は慶應義塾に連敗続き。連敗が続くのは慶應義塾に新しい応援歌ができてからでした。
そこで、早稲田にも新しい応援歌を作ろうということに。いとこが応援部にいた久志に、いい作曲家はいないかという話が舞い込んできます。音から裕一が作曲に行き詰っていると聞いていた久志。裕一に自信を持たせたいと応援部に裕一を紹介します。
裕一は曲が書けないと一度は断ります。ですが、早稲田の第一応援歌を小山田先生が作曲したと聞き、作曲を引き受けることにしました。
二週間後の早慶戦に間に合わせるため、曲の締め切りは10日後にせまっています。ところがなかなか作曲は進みません。
バンブーのマスター・梶取保や音が裕一にアドバイスをしますが裕一は聞く耳を持ちません。そして、仕事も応援歌も脇に置いて交響曲「反逆の詩」を書きあげ、小山田先生を訪ねます。自分の最高傑作かも、と自負していた交響曲でしたが、小山田先生はふっと笑い感想も言わず譜面を裕一にすぐ返してしまいました。
今朝、ふいに志村けんさんのお顔を見て、声を聴けて感動!
お昼12時45分からの放送もみたい😊🎵✨💕🍀
朝ドラ「エール」で西洋音楽の作曲家・小山田耕三を演じている志村けんさん (C)NHK pic.twitter.com/S2uWWqvY3x— 田中真理子 (@cXLITzRSeTt0Xe9) May 5, 2020
「僕は、だめだ。何もない人間なんだ。」裕一は自信をなくしてしまいます。
応援歌が出来ないことに不安を感じた応援団の部員たちが、裕一の家に押しかけてきました。裕一は書けないから応援歌は他の人頼んでほしいと言います。
「早稲田が負けるのは、ただ弱いから。実力がないから。自分も、曲が採用されないのは力がないからだ。」
裕一は書斎に閉じこもってしまいました。
なんとかしないと、と音は豊橋へ帰ることに。豊橋の実家には姉・吟がお見合い相手の鏑木と一緒に帰ってきていました。
#エール【騎兵第19聯隊】今回の音の見合い相手・鏑木智彦が着ている軍服の襟章にある「19」の数字は彼が陸軍騎兵19聯隊所属の軍人であることを意味します。19聯隊は当時、渥美郡高師村(現在の豊橋市南部)に駐留していたので、関内馬具店の納品先である陸軍筋から来た縁談であることが想像されます。 pic.twitter.com/81KfmrlnuL
— ひぞっこ (@musicapiccolino) May 6, 2020
音は皆に裕一の事を相談します。軍人である鏑木は
「軍人が命を懸けて戦えるのは、誰かのためだから。祖国、両親、友人、戦友のために戦う。」と答えます。それを聞いた光子は誰かのために作っていないから、作曲が上手くいかないのではと言いました。
東京に戻った音は、裕一の心を動かせるのはあなただけ、応援歌への思いを伝えてほしいとと応援部団長・田中隆に頼みます。田中は裕一に応援部で応援を続ける理由を話しました。田中は裕一に音楽を始めた理由を尋ねます。裕一は小学校の運動会の徒競走で、ハーモニカのメロディーと皆の声援に励まされたことを思いだしました。
裕一は「自分ばかりみて、周りに人がいることを忘れていた」と気づかされました。
それから裕一はあっという間に応援歌を作曲。新しい応援歌で、早稲田は勝利をつかむことができました。
裕一も自信を取り戻したのでした。
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
「反逆の詩」はドラマの中では少しの登場です。「大地の反逆」は関東大震災をテーマに作曲されています。
タイトルにどのような思いを込めたのか、今はもう古関裕而さんに聞くことはできません。ですが、今後登場してくる曲のタイトルにも注目しながら、どんな思いで作曲したのかイメージしながら楽曲に耳を澄ませてみるのも面白いかもしれませんね。