NHK連続テレビ小説第102作目「エール」。
今回、私がエールで注目したのが永田武(ながたたけし)役の吉岡秀隆さん。
新型コロナウイルス感染症の影響で、撮影が休止していた「エール」。いよいよ放送が再開されました!合わせて、後半のキャストも発表されましたね♪
今回、永田武役で登場する吉岡秀隆さんは、なんと朝ドラ初登場!
長い芸歴で、たくさんのドラマや映画に出演しているのに初登場ということで、意外な感じがした人も多かったのではないでしょうか。
プライベートでは、2002年、「北の国から 2002 遺言」で共演した内田有紀さんと結婚しましたが、2005年に離婚しています。
吉岡秀隆さんは今回エールで初めての朝ドラ出演です。今までどんな俳優人生を送ってきたのかプロフィールや出演作品などを詳しくご紹介します♪
〜もくじ〜
吉岡秀隆が演じる永田武(ながたたけし)ってどんな役?
「エール」新キャストの中に吉岡秀隆さんの名前が。僕が撮影した吉岡さんのプロフィール写真も色んなところに出ています。 pic.twitter.com/CDgpMmNDI7
— 須田卓馬 (@takuphoto) September 12, 2020
永田武は、長崎に住んでいる医師です。
終戦近くに長崎に原子爆弾が投下されましたが、投下されてからすぐに被爆した人たちの治療に当たります。
その出来事を書いた随筆「長崎の鐘」をきっかけにして裕一と出会うことになり、その出会いによって名曲「長崎の鐘」が生まれることになります。
実在モデルについて
永田武の実在モデルは、医学博士の永井隆(ながいたかし)さんです。
永井さんの生い立ち
永井さんは1908(明治41)年2月3日、島根県松江市で生まれます。医師の父・寛さんと、母・ツネさんの間の、五人兄弟の長男でした。生まれた年の秋には、父が医院を開業したため、島根県飯石郡(現在の雲南市)に引っ越しています。
島根県立松江中学校(現在の島根県立松江北高校)、旧制松江高等学校(現在の島根大学)を経て、1928(昭和3)年に長崎医科大学(現在の長崎大学医学部)に入学します。
このころ下宿していたのが浦上天主堂の近くにあった森山家で、森山家の一人娘の緑さんが後に永井さんの妻になることになります。
中耳炎で右耳が不自由になったことをきっかけに放射線医学の道に進みながら、満州事変では軍医として従軍します。
1934(昭和9)年にはキリスト教徒として洗礼を受け、同じ年の8月に森山緑さんと結婚します。
1937(昭和12)年、長崎医科大学の講師になり、長女の郁子さんが生まれます。郁子さんが生まれて間もなく、日中戦争の軍医として従軍し、1940(昭和15)年に帰国します。
帰国後の1945(昭和20)年6月、白血病であることがわかります。戦争中、物資が不足する中での放射線科医師としての無理な活動が原因だと考えられました。
1945年8月9日、勤務先の長崎医科大学で被爆。放射線科の医師という専門家の立場だった永井さんは、被爆の翌日に、米軍が投下したビラでこれが原子爆弾だったことを知ります。
被爆者の救護活動をしていた永井さんは、3日後にようやく帰宅し、台所のあったところで妻の緑さんの骨を見つけます。
永井さんは緑さんの骨を埋葬したあと、ふたたび被爆者の救護活動へと戻りました。
1946(昭和21)年、長崎医科大学教授になりますが、病気との闘いは続きました。
1948(昭和23)年には大学を休職、治療に専念することになりますが、回復はかなわず、1951(昭和26)年5月1日に43歳でこの世を去りました。死後、永井さんの遺言により、遺体の解剖が行われています。
永井さんと「長崎の鐘」
長崎に原爆が投下されたとき、永井さんは爆心地から700mという近くにあった長崎医科大学の助教授をしていて、そこで被爆しています。
永井さんは、自分も頭部に右側頭動脈切断という大けがを負いながら、被爆者たちの救護活動に当たります。
永井さんは妻をこの原爆で亡くしており、永井さん自身もけがと疲労から一時は危篤にまでなりますが、同僚の医師や看護師たちの懸命な看護で命を取り留めます。
そして、1946年8月、このときの長崎の様子を記録した随筆「長崎の鐘」を書き上げますが、GHQの検閲に引っかかり、すぐに出版することができませんでした。
1949年にようやく出版の許可が下りた「長崎の鐘」はベストセラーを記録します。そして、この本をきっかけに、同じ年に歌謡曲「長崎の鐘」が発売されます。
サトウハチローさん作詞、古関裕而さん作曲、藤山一郎さん歌唱のこのレコードは大ヒットとなり、紅白歌合戦でも何度も歌われました。
また、1950年には松竹で映画化もされています。
「長崎の鐘」は、原爆の後、浦上天主堂のレンガの中から掘り出された鐘のことを指しています。
永井さんは、原爆によって瓦礫となった浦上天主堂の建物の跡から、2つの鐘を見つけます。小さいほうは割れていましたが、大きいほうの鐘は壊れることなく瓦礫の中から出てきました。
永井さんは、原爆によって被害を受けた人たちを元気づけるためにこの鐘を鳴らそうとし、壊れていた浦上天主堂の場所に丸太を組み始めました。そして終戦から4月後、クリスマスの日に鐘を鳴らすことができました。
この鐘は、現在も浦上天主堂でその音色を響かせています。
吉岡秀隆のプロフィール♪
🐼がお昼をお知らせします#吉岡秀隆 pic.twitter.com/QSkC3MFpl4
— 🍄🐼吉岡のいっちゃん🐼🍄 (@Dr___panda) September 10, 2020
名前:吉岡秀隆(よしおかひでたか)
本名:吉岡秀隆(よしおかひでたか)
誕生日:1970年8月12日
血液型:A型
出身地:埼玉県蕨市
身長:172cm
所属事務所:Office Bow!
吉岡秀隆が芸能界に入ったきっかけは?
5歳のときに劇団若草に入団し、子役として活動を始めます。
1975年には、東京12チャンネルの時代劇「大江戸捜査網」のけいいちろう役でドラマデビュー。その後も子役としてドラマや映画へ出演、1977年には「八つ墓村」で映画デビューします。
また、そのころ「吉岡ひでたか」名義で子ども向けの歌をレコーディングしたりもしています。
1981年から2002年にはテレビドラマ「北の国から」に出演、広く名前を知られるようになりました。
その後も、ドラマや映画を始め、音楽活動やナレーションにも活躍の場を広げています。
吉岡秀隆の代表作を紹介
ここで吉岡秀隆さんの代表作を紹介します。
北の国から
朝から「北の国から98時代」なんて放送して泣かすんじゃないよ!(泣)#北の国から98時代 #日本映画専門チャンネル#田中邦衛#吉岡秀隆#さだまさし pic.twitter.com/1osDYDhfab
— あさぎりスクエア (@SNhqn4bylC6XSyn) September 13, 2020
「北の国から」は、フジテレビ系で放送されたテレビドラマシリーズです。
倉本聰さん原作・脚本で、主演は田中邦衛さん。1981年に放送が始まり、2002年の「北の国から 2002 遺言」まで21年にわたって放送されました。
北海道富良野市を舞台に、家族の成長を描いています。
吉岡さんが演じたのは、田中邦衛さん演じる黒板五郎の息子、黒板純です。初めは東京育ちのもやしっ子でしたが、だんだん富良野の暮らしになじんできます。
男はつらいよ
8月12日は吉岡秀隆さん の誕生日。
《男はつらいよ》
『寅次郎あじさいの恋』
『旅と女と寅次郎』
『寅次郎の休日』
『寅次郎ハイビスカスの花 特別編』★子供から思春期を経て大人へと成長する寅さんの甥っ子・満男役を演じられた吉岡さんが印象的だった作品でHBD🎵 pic.twitter.com/IQy3SK4vda
— markdad (@markdad139) August 12, 2019
「男はつらいよ」は、1968年にスタートしたテレビドラマと、それに続く映画のシリーズです。映画シリーズは、1969年から1995年までに48作が公開されていて、そのうち46作を山田洋次監督が監督しています。また、2019年には50周年記念作品として「男はつらいよ お帰り 寅さん」が公開されています。
吉岡さんが演じる満男は、渥美清さんが演じる主人公の「フーテンの寅」こと車寅次郎の異母妹、さくらの子どもで、寅次郎にとっては甥に当たります。
Dr.コトー診療所
『Dr.コトー診療所 』シリーズ全話放送!!
フジテレビTWOで7/13(水)12:10~ 出演:吉岡秀隆/柴咲コウ/時任三郎/大塚寧々/石田ゆり子/千石規子/泉谷しげる /筧 利夫/小林 薫 ほか もうすぐだ!!! pic.twitter.com/JQIXgxcf8a— ムラ (@mura812) July 13, 2016
「Dr.コトー診療所」は、フジテレビ系で2003年から2006年に放送されたテレビドラマシリーズで、山田貴敏さんの漫画が原作になっています。
沖縄県にあるとされる架空の「志木那島」を舞台に、島の診療所で病気や島の人たちと誠実に向き合う医師の五島健助を吉岡さんが演じました。
診療所の看護師、星野彩佳役で、エールで双浦環を演じた柴咲コウさんが共演しています。
吉岡秀隆の演技の評価まとめ!
次は演技の評価を紹介します。ここでは下手な意見と上手な意見をまとめてみました。
下手な意見
ひさびさにゴールデンスランバーのBlu-rayを見る。つーか吉岡秀隆って演技下手だよなあ・・・演技が大袈裟すぎる。同じ理由で藤原竜也も好きじゃない。こいつらは映画に向いてないと思う
— うめきち (@kameido_ume) June 16, 2012
半落ち見てびっくりしたのが吉岡秀隆演技下手なんだなぁってことw
松本潤 榮倉奈々 吉岡秀隆←NEW!— ひろちゃん(弟) (@Sleep_0) June 24, 2017
上手な意見
病院のベッドで、今、発売中の「北の国から」のDVDマガジンを観てます。何度観ても、その度に感動します。同じところで泣いてしまう。僕の大好きな日本のドラマ、ベスト1です。それにしても、吉岡秀隆さンの子ども時代の演技がスゴい!見たことのない方は少ないと思いますが、未見の方は是非。 pic.twitter.com/8cVwoNQDUC
— 小池一夫 (@koikekazuo) April 29, 2017
『吉岡秀隆は眼だけで演技ができる役者』
以前、誰かが言っていた。
雑誌だったか、テレビだったか、覚えてませんが。#吉岡秀隆— 鮎 (@hydaisukidesu) September 12, 2020
吉岡さんについては、子役時代からの演技力を絶賛する意見もたくさんありました。「北の国から」を見ていた人たちからは、吉岡さんが演じる純の心情に沿った繊細な演技を推す声も。
意外なところでは、吉岡さんはNHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」で奈良時代の学者の吉備真備を演じていて、そのていねいな心理描写にも称賛の声が集まっていました。
エールでの吉岡秀隆に期待!
いかがでしたでしょうか?
エールでの役柄は長崎に住んでいる医師、永田武です。
永田が書いた随筆「長崎の鐘」をきっかけにして、裕一と永田は出会います。そして、その出会いが、名曲「長崎の鐘」の誕生につながっていきます。
今回が朝ドラ初出演となる吉岡さんの、繊細な演技が期待できそうですね。
楽しみに待ちたいと思います♪