NHK連続テレビ小説第103作目「おちょやん」。
今回、私がおちょやんで注目したのが天海天海(あまみてんかい)役の茂山宗彦さん。
狂言・茂山千五郎家の四世茂山千作さんの孫にあたる茂山宗彦さん。NHKの朝ドラ「ちりとてちん」での活躍で、その存在を知った方も多い事と思います。
茂山千五郎家とは狂言大蔵流の名門であり、代々京都に居住し、関西中心に活動していますが、最近はメディアへの露出も増えて、全国規模の知名度になっています。
その中でも茂山宗彦さんはサービス精神が旺盛な能楽師・狂言家として、従来の狂言の枠にとらわれずに、例えばNHK-BS番組で、自転車で各地を巡る狂言師チャリダーとしての、活躍等もされています。
茂山宗彦さんは今回おちょやんで3回目の朝ドラ出演です。今までどんな俳優人生を送ってきたのかプロフィールや出演作品などを詳しくご紹介します♪
〜もくじ〜
茂山宗彦が演じる天海天海(あまみてんかい)ってどんな役?
《2020年度後期》連続テレビ小説 新たな出演者&「語り」決定! 連続テレビ小説 #おちょやん
天海天海(演:茂山宗彦さん)のモデルは初代渋谷天外だろう。そしてその孫にあたる三代目の渋谷天外さんも、今回のキャスト発表で出演がアナウンスされた。これは楽しみ。 https://t.co/kIR4psmdAr— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) August 13, 2020
天海天海(あまみてんかい)は、成田凌さん演じる天海一平の父であり、酒と女好きで破天荒な性格のため、息子一平からは嫌われている役どころになります。天海天海一座を率い、万太郎一座を超えるために奮闘しますが、道半ばで倒れます。
天海天海(あまみてんかい)一座、登場です!
キャー!天海さーん👏#茂山宗彦 #星田英利#朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/veivi21206
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 7, 2020
天海は息子の一平からは嫌われていますが、一平のことは気にかけています。自分のせいで、一平には母親もいないし、学校に行けていないので友達もいない、と胸を痛めています。
ヒロインの千代が一平のことを親友だと言ってくれたことに対して、祝儀袋を渡して礼を述べたりもしていましたが、その直後に天海は突然倒れ、この世を去ることになります。
うそでしょ…天海さん…
昨日登場されたところよ…?😱#毎田暖乃 #茂山宗彦 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/4H4ppsb9GG
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 8, 2020
実在モデルについて
初代渋谷天外さんが、天海天海さんの実在モデルになります。
上方を代表する喜劇俳優の名跡であり、現在は2代目渋谷天外さんの次男の3代目渋谷天外さんが、平成4年に名跡の跡を引継ぎ、松竹新喜劇の代表を務めています。
3代目渋谷天外さんは「おちょやん」にも出演!
3代目渋谷天外さんは、「おちょやん」にも出演することが決まっています!
演じるのは、「鶴亀株式会社」が経営している「鶴亀撮影所」の守衛、守屋(もりや)です。
「鶴亀撮影所」は、いずれヒロインの千代が女優として働くことになる撮影所。千代はここで恋を知り、女優としてもさまざまな経験をすることになります。
守屋は、ここで数多くの女優を見続けてきました。新人女優として奮闘する千代のことも、温かく見守ってくれています。
【お誕生日】
本日12月1日は #渋谷天外 さんのお誕生日です🎉#おちょやん では #鶴亀撮影所 の守衛、守屋を演じてます。来年3月〜は舞台 #未来記の番人 にもご出演です✨#松竹新喜劇https://t.co/Uu0uZA8KLz pic.twitter.com/hVt5otPeEi
— 松竹新喜劇ファンアカウント (@pinebnc_2020) December 1, 2020
ヒロイン千代の実在モデルである浪花千栄子さんは、3代目渋谷天外さんにとっては、実の父親である2代目渋谷天外さんの元妻、という関係です。
2代目渋谷天外さんを実在モデルにした天海一平を演じるのは、成田凌さん。
3代目渋谷天外さんは、成田凌さんに会って、「親父、そんなにかっこよかったかな?」と笑ったとか。でも、2代目渋谷天外さんも、実際に女性にはモテモテだった、ということです。
茂山宗彦のプロフィール♪
新春かしぶん狂言2020
2020年1月18日(土)
奈良県橿原文化会館 大ホール
今回の公演に出演の茂山宗彦さんは、「京都発ぼくの旅立ち」や「ふたりっ子」「ちりとてちん」
などのドラマに出演するなどテレビでもお馴染み。
生の宗彦さんと、かしぶんでお会いしましょう! #狂言 #茂山宗彦 pic.twitter.com/iuuoBz6xYd— 奈良県橿原文化会館 (@kashibun0526) December 24, 2019
名前:茂山宗彦(しげやまもとひこ)
誕生日:1975年6月4日
出身地:京都市生まれ
茂山宗彦が芸能界に入ったきっかけは?
大蔵流狂言京都の当主13世茂山千五郎さんの弟、七五三さんの長男に生まれた茂山宗彦さん。
狂言の名家で育ち、物心ついた4歳から初舞台を踏みます。
現在は狂言のみならず、舞台やドラマ、ミュージカル等幅広いジャンルで活躍する気鋭の能楽師・狂言家でいらっしゃいます。
茂山宗彦さんの弟、茂山逸平(しげやまいっぺい)さんも、狂言の世界で活躍するだけでなく、朝ドラや大河ドラマなどに出演しています。
「ごちそうさん」では、高畑充希さん演じる希子の同僚で後に結婚することになる川久保啓司を、「カーネーション」では呉服屋の若旦那を演じました。
「ちりとてちん」では、宗彦さんと逸平さんで兄弟で共演していました♪
栄之助
(茂山逸平 @IppeiShigeyama )はそ〜こ〜ぬ〜け〜に〜!の
小草若
(茂山宗彦 @happyismoppy )の弟w#ちりとてちん後に高畑充希ちゃんと結婚w#ごちそうさん#混ぜるな危険 pic.twitter.com/YzA3r1U5Pp
— 岸和田おやじ (@kishiwada_oyaji) October 10, 2018
茂山宗彦の代表作を紹介
ここで茂山宗彦さんの狂言以外の代表作を紹介します。
ちりとてちん
『#ANOTHERWORLD』の元となった落語噺「#地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」は、大好きだったNHKの朝ドラ「#ちりとてちん」でも使われた話だと思い出した。
落語家を目指す #貫地谷しほり がかわいかった。#茂山宗彦、#加藤虎ノ介 はかっこよかった。
超感動作だったな~。 pic.twitter.com/H6Ts1BJ6AV— M⚡MOSA (@FCD900) June 24, 2018
2007年10月 – 2008年3月放映のNHK連続テレビ小説、第77作目である「ちりとてちん」。
ヒロインの落語家の和田喜代美を貫地谷しほりさんが演じました。
茂山宗彦さんは、徒然亭小草若(つれづれていこそうじゃく)を演じています。
KAGEKI黒蜥蜴
⁑KAGEKI黒蜥蜴⁑
2020/02/14.15.16@artkan_space9
あべのハルカス近鉄本店ウイング館8F#高世麻央#茂山宗彦
来たる本番に向け緊張感漂う空気の中での貴重なオフショット。主演のお二人を(艸д゚*) チラッ#江戸川乱歩 #LGBT#マイノリティ #歌劇 #過激#変人 #怪人 #人種差別 pic.twitter.com/KdW0TJMMqq— 實川ふう (@enzaburoFU) February 7, 2020
江戸川乱歩の傑作に、北林佐和子さんが新たな演出で挑む舞台「KAGEKI黒蜥蜴」。2020年公演の舞台であり、様々なジャンルの俳優・女優さんが集まり上演されました。
茂山宗彦さんは主演の名探偵の明智小五郎を演じています。
チャリダー★
この後すぐ!
チャリダー★快汗!サイクルクリニック選「熊本特集 阿蘇 絶景ロードをゆく」 – NHK 狂言師チャリダー・茂山宗彦が、熊本・阿蘇で自転車旅!2年前の地震被害を乗り越えようとする人々と出会い、阿蘇の絶景ロードへ。牧草地を駆け回る新登場のライドを体験! https://t.co/8TLtkAJUMG— いちゃ (@yuko_ma_jin) August 17, 2019
NHK-BSで放映されている「チャリダー★」。茂山宗彦さんは中級の狂言師チャリダーとして、不定期ながら、参加しており、日本の阿蘇や熊本のみならず、海外でも自転車の旅を繰り広げています。
茂山宗彦の演技の評価まとめ!
次は演技の評価を紹介します。ここでは下手な意見と上手な意見をまとめてみました。
下手な意見
下手というコメントはありませんでした。
上手な意見
第42話を久々に視聴。「寿限無」ってこ〜んなにいい話だっけ、と思ってしまうよ。w
たった15分で涙腺大決壊。この回の茂山宗彦の演技は最高だ、今見て気づく。#ちりとてちん— 編人 (@amamamt3) June 15, 2014
#ちりとてちん 病室での茂山宗彦さんの演技が素晴らしかった。少し裏返った声に、ああこの二人は親子なんだなぁと。他の4人の弟子にとっても大切な師匠であるけれど、小草若にとっては父でもあるのが嫌というほど伝わってきた。母も父も失くす孤独を前に、菊江さんのもとに駆け込む息子の姿に涙。
— tamic (@tamic53) February 13, 2014
自身へのインタビューの中で、「健康で人様の前で、狂言や芝居をやらせて貰えることが幸せ」と語ったこともある茂山宗彦さん。
名門の家で物心ついたころから狂言をやってきた重圧から、ある時に解放されて、本心から狂言や芝居の世界で人前に立つ喜びを感じながら、現在精力的に芸能活動に取り組んでいます。
サービス精神が旺盛な人柄がメディアでの活躍の中から見て取れますよね。今後の活躍が非常に楽しみで、目が離せない能楽師・狂言家でいらっしゃいます。
おちょやんでの茂山宗彦に期待!
いかがでしたでしょうか?
おちょやんでの役柄は演劇一座を率い、成田凌さん演じる天海一平の父親役の天海天海(あまみてんかい)になります。
喜劇の世界でしのぎを削る役どころは、伝統芸能の世界でありながら、どこか現代芸能の世界にも通じる狂言という世界で、日々格闘し活躍する茂山宗彦さんにぴったりの役ではないでしょうか。
息子役の成田凌さんとの掛け合いも、今から非常に楽しみなところです。
おちょやんでの茂山宗彦さんの活躍を楽しみにしておきましょう♪